『Every time we say goodbye』 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

ワテの今シーズンの燕軍応援は、神宮球場で8勝11敗、東京ドームで1勝5敗やったが、今朝は東京ドームへ応援に行きたいんやがどうしてなのか行着けず悩む夢で目覚め、8時半に起きた。目覚めが遅かったのは昨夜ラジオ「ジャズ・トゥナイト」を最後迄聴いとったからや。

ジョン・コルトレーンをユーチューブで聴いた。
朝食は茨城産コシヒカリのご飯を炊き、くめ納豆、紀州産梅干しで二膳。デザートはニュージーランド産キウイ2個。
ジューン・クリスティとスタン・ケントンのアルバム「デュエット」をレコードで繰り返し聴いた。『Every time we say goodbye』、やっぱりええなわな。
昼食は裏浅草「浅草茶寮 Kuwasaru」へ行き、また日替わりセット。東京新高屋のべったら漬けが出た。知っとったでえ、3年8ヵ月付き合うてくれた御方が好きやったからな。けど、ワテは・・・とそれ睨み困惑顔しとったからか、主人がお浸しの小鉢を出してくれた。有難し。刺身は赤貝、鰆の焼物、煮物、サラダ、ご飯にけんちん汁が付き1100円也。
味も心遣いにも満足して店出て、スーパーでみかん買うて帰宅。
筋トレ30分し、『Every time we say goodbye』をダイアナ・クラール→エラ・フィッツジェラルド→ナタリー・コール→ロッド・スチュワート→トニー・ベネット→レイ・チャールズとベティ・カーター→シンプリー・レッド(歌はミック・ハックネル)→アニー・レノックス→レディ・ガガ→ダイナ・ワシントン→アンジェリーナ・ジョーダン→カーリン・アリソン→ロビー・ウィリアムズ→シモーナ・モリナーリ→ベティ・カーター→セリア・ネルゴール→ニーナ・シモンが歌うのユーチューブで聴いた。
夕食はカナダ産豚肉、群馬産キャベツ、茨城産ピーマン、新潟産舞茸をタジン鍋で蒸して、ご飯と食うた。デザートは熊本産早生みかん2個。
EI君が木曜日「常陸野ブルーイング・ラボ」で飲んだ時に推奨しとった「劇場版ガールズ&パンツァー」がユーチューブにあったんで、戸惑いつつ装甲×萌えな作品を鑑賞。亡くなられた尊敬しとる三笠宮崇仁さんやったらどない感想抱くやろ?


『Every time we say goodbye』ちゅう曲を知っとるやろか?
スローテンポのバラードやが、一時期、寝る前にこの曲を聴いてから床に就いたもんや。
コール・ポーターの名曲ですわ。
若い頃のワテは、四十路迄会社勤めし節約して金貯めて、41歳になったら脚本家とJAZZ屋の親仁の二足の草鞋を履いて食うていこ思うとった。昔も今も極限られた者以外脚本だけでは食うていけんやろ。
ワテのJAZZ屋は週四日+祝日営業ですわ。
金曜日・月曜日の営業時間は19時~23時半。お客さんが持参したレコードやCDを掛けたり、そのミュージシャンやアルバムのどこが気に入っとるのか語りタイムを設ける。
土曜日・日曜日の営業時間は15時~23時。演奏愛好家の発表の場とする。
祝日の営業時間は13時~22時半。その都度、持ち寄りイベントを行う。
そしてな、閉店を知らせる際に流れるのが『Every time we say goodbye』ですわ。
若い頃に考えとったのはこうや。
金曜日の夜のお別れに流れるのはサラ・ボーン
土曜日の夜のお別れはナナ・ムスクーリ
日曜日の夜のお別れはクレオ・レーン
月曜日の夜のお別れはベティ・カーター
祝日の夜のお別れに流れるのはジューン・クリスティ
だけどな、今日聴いたレイ・チャールズとベティ・カーター、セリア・ネルゴールがええんで、祝日をセリア・ネルゴールに変え、月曜日をレイ・チャールズとベティ・カーターにし、ジューン・クリスティは火曜水曜木曜に貸し切り依頼が入った特別営業日に流す事にするわ。
今宵はさよならせなならんのや。「おおきにGoodbye.また楽しもな」そう云いつつお客さん送り出すねん。
時は流れ、もはや脚本家になるのとうに諦めた。いつの日かJAZZ屋の親仁やれるやろうか?

Every time we say goodbye
I die a little
Every time we say goodbye
I wonder why a little
Why the gods above me
Who must be in the know
Think so little of me
They allow you to go

When you're near
There's such an air
Of spring about it
I can hear a lark somewhere
Begin to sing about it
There's no love song finer
But how strange the change
From major to minor
Every time we say goodbye

There's no love song finer
But how strange the change
From major to minor
Every time we say goodbye

歌詞ごっつええやろ。コール・ポーターは大好きな作曲家やが、作詞も洒落とるんや。
「さよなら」って言葉を口にする度、I die a littleちょっち死ぬ想い、でっせ。凄いでっしゃろ。I wonder why a little なら出て来よるやろ。しかしながら、凡人に die は発想出来まへん、沈んでまう位なもんやでえ、出て来るの。
They allow you to go 神はお前様が行ってしまうの許してまうねん、ワテが抗ってもな。そやねん、そやねん。
お前様が傍に居ればヒバリが鳴くの聞こえ春の如きや。こないごっつ素敵な歌はないけれど、不思議な事にコード進行も長調から短調に変わってまう。
今宵もうさよならせなならんのや。「Goodbye.また会おうな」