『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』☆☆+

川が温泉になっとる旅館に泊まった夢から覚め、今朝は7時に起きた。たまに見るんやその温泉旅館の夢。
くしゃみ5連発したんで、体温める為に風呂沸かし、その間に植物に水遣りし鯉に餌やり、筋トレ30分した。

風呂に小一時間入り、インドネシアのジャカルタでのテロよりも、ジャニーズ事務所からのマネジャー共々SMAPの4人が独立騒動の方が騒がれとる日本は平和やと思うとった。ジャニーズ事務所は色んな問題抱えとるようやが、それにしても、マネジャーがすんなり辞められぬゲーノウ事務所の雇用慣習ごっつ変ですわな。
朝食は切り餅を4つ焼き、海苔を巻き食うた。デザートは愛媛産みかん4個。

伸びた手足の爪切った。
中本マリのアルバム「シャイニイ・ストッキングス」をレコードで聴き、ラジオ「セッション2016」でスガダイロー(ピアノ)、東保光(ベース)、服部マサツグ(ドラムス)の演奏聴いた。
散歩に出て、昼食は昨日から決めとった蔵前「ビストロ モンペリエ」へ入ってAランチの魚料理をお願いしたが、今日は鱈のベニエ ピラフ添え。サラダ、パン、デセールにはババロア、コーヒーが付いて1350円也。

満足して店出て、浅草散歩して帰宅。
ジャッキー・バイヤードのピアノ演奏をユーチューブで聴いた。


ワテの映画の評価基準は以下の通りでんねん。参考にしてもらえば幸いや。
☆三つが満点。
☆☆+は、TVでやると知ったら、多忙でない限り時間をとりもう一度観るレベルやで。
☆☆は、TVでやっていて、家事を済ませていたらもう一度観るレベルや。
☆+は、暇で何もやる事無かったらもう一度観てもいいかなと思うレベル。
☆は、素敵なコが観たいとせがんだら付き合うレベル。

昨日、冬らしく寒くなってきよったが出不精になってはあかんと、まだ鼻風邪治らぬがJ・J・エイブラムスが監督を務めた「スター・ウォーズ」シリーズの新作を2016年の映画初鑑賞とすべく出掛けた。前のめりして待っとるファンが多かった新作をな。ジェダイちゅう言葉は、時代劇からなんやと教えてくれたEI君もその一人や思うて観に行こうと電話して誘ってみたんやが、ルーカスの監督せぬ「スター・ウォーズ」なんぞ映画館では観ぬ、と云う。今は「エピソード4 新たなる希望」としとる「スター・ウォーズ」一作目から四作目迄共に観に行って高揚感抱えて劇場出たEI君なのに、テレビでやるの待つ云う。そして、「S吉、それよりも、仕事探してるか。一日中ブラブラしてると暗黒面へ落ちるぞ」と云いますねん。
「大丈夫や、原理主義者が原理通りに行動しよると暗黒面へ落ちるんで、ワテは落ちんがな」と応じましたわ。
ワテ、これ迄の六作全て観とって、宇宙舞台にして壮大に家族の相克描く物語をシリーズ化したの高く評価しとるけど、今回のは期待高かった訳や無い。EI君が懸念するように、ディズニーに売却しとるしな。でも、ルーカスは何で売っぱらったんやろ?と思うてまうが、それって日本人らしい感傷なんやろか?
今作で描かれるのは、新登場キャラの紹介に勢力拡大する覇権主義ファースト・オーダーと劣勢に立たされとるレジスタンス軍の攻防の最中にルーク・スカイウォーカーを捜す話なんやが、いつの間にアンディ・サーキス率いるやなかった、スノーク率いるファースト・オーダーは帝国軍並みの軍事力持つたんやろか?
で、オスカー・アイザック演じる腕利きパイロットのポー・ダメロンが主人公かと観とったら、廃品売りのレイこそ主人公なんや。その役のデイジー・リドリーちゅうコが凛々しくごっつええねん。惚れるでえ。このレイ、修行前から格闘技の天才で、次回作ではルークからフォースの妙技伝授され後継者になるのは間違いないな。
そのレイと動く雪達磨ドロイドBB-8の遣り取りもええんや。近未来の生活彷彿させるがな。
やはり初登場やが、「正しい事したいんだよ」と云う元ストームトルーパーの脱走兵フィンはええキャラやけど、この役のジョン・ボイエガの顔が現れた時はソニー・リストンを倒したカシアス・クレイかと思うたがな。尤も、フィンは蝶のように舞い、蜂のように刺す事は出来そうにないフツーな兄ちゃんでっけど、ライトセーバーを使えるさかいジェダイの騎士になるんかも。それともシス?
そのライトセーバーを使うた戦闘場面は、若干宜しからずで長く感じたけどな。
十字のライトセーバー使う新たな悪役に、ダースベイダー尊敬しとるキレ易いカイロ・レンで、アダム・ドライバーが演じとる。ハンとレイアの不肖の息子ベンなんで、ダースベイダーの孫やが、強いんだか弱いんだかよう分からん。
そして、お馴染みハン・ソロのハリソン・フォードがびっくりする程活躍するが、グレた息子ベンにあっさりと殺されてまう。あの活躍は死ぬ前に燃え上った炎やったんやな。
それとな、キャリー・フィッシャーのレイア姫が将軍様になっとって、若い頃の芋感無くなって味が出とりまっせ。
それに、ハン・ソロの相棒ウーキー族チューバッカにC-3POやR2-D2といったお馴染みのキャラも登場するんや。
最後に登場するマーク・ハミルは、これが最後のジェダイの騎士ルークなのかちゅう老けた有様で、失意のルークがその辺に居る爺さんになり、しかも自棄食いしとったのか太っとった。
帝国軍残党のファースト・オーダーちゅう悪の組織は抹殺の為、レジスタンスは切り札になってもらうべく、ルークがそないなっとるとは知らずに捜しとるんやけど、なぜ父ダースベイダーを打倒したルークは失踪しとるかちゅうと、後継者にすべく鍛えとったベン・ソロが暗黒面へ落ちてしもた責任感じてらしいんや。別に責任のとり方あるんやけど。
ワテは冒頭から演出よく、面白く観とったんやけど、タイトル「エピソード4 新たなる希望」としとるののリメイクっぽさは気になった。それ、ディズニーの要請やったんかしら?。
ルーカスやない他の監督がオマージュ満載にしてノスタルジックなつくりをどう評価するかやね。それを欠点と見做すと評価落とすわな。
楽しめたのにもかかわらずワテが満点にせんかったのは、観終えてみると、タイトルにしとるフォースの描き方に深み無く、物語の序章やったなちゅう印象になってしもたからや。
でも、デイジー・リドリーのレイの活躍観に必ず次作へも足運びまっせ。