鷲神社辺り | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時に起きた。

風呂に小一時間浸り、中小企業の労働分配率の統計数字が可笑しいんやないかと考えとった。

朝食は山形庄内産つや姫でご飯炊き、ローストビーフ、北海道産明太子で二膳。デザートは静岡産みかん3個。
「孫子兵法」をギャオで見た。

筋トレ小一時間した。

ラジオ「セッション2015」でユリシス・オーウェンズ・ジュニア(ドラムス)、大林武司(ピアノ)、中村恭士(ベース)、ベニー・ベナック3世(トランペット)、ティム・グリーン(アルト・サックス)の演奏を聴いた。
夜に予約しとる店で食う物との重複は避けたいさかい、昼食は和食にしよと、「稲荷町高はし」に行って来た。頼んだのは天上ブリ大根で柚子が利いとった。鯛飯、赤出汁の味噌汁、小鉢、香の物、フルーツが付いて1300円也。かなり久し振りに入ったが、満足したがな。
ほな、パワースポットと呼ぶ者も居る鷲神社の話を記しますわ。


昨日5日夕刻、大人の社交場と呼ばれる裏浅草へと散歩に出て金美館通り千束2丁目を歩いとったら、国際通りに行列が見えた。一の酉やがな。
千束3丁目に鎮座する鷲神社には熊手商が軒を連ね、霜月の例祭が酉の市として賑やかに行われとったんですわ。先週から図書館で読み進めとる樋口一葉の代表作「たけくらべ」の中に出て来る鷲神社の酉の市がな。
鷲神社はおとりさま云われて親しまれとるんやが、本殿にはなでおかめが居られまんねん。そやさかいワテは鷲神社をなでおかめさんと呼んどるんや。このおかめ、鼻を撫でれば金運上昇、デコを撫でると賢うなると云われとりますんや。行かれたら撫で撫でするとええ。
各地にある鷲神社やが、吉原に近いここが酉の市発祥の地と伝えられとります。
福をかき込む御利益があるちゅうんで境内で売られる縁起物の飾り熊手を、験担ぎで毎年買い求める客らで混み合っとったが、ワテがそれ目的で行ったのは一度きりですわ。それも福かき込むの欲しかったんはワテではなかった。昔付き合わせていただいとったWみさんが知人に頼まれたとかで行ったんやけど、仕事直帰し彼女と田原町駅で待ち合わせ国際通り沿いに出て鷲神社へ向かい歩いとると、動く人の列が出来とるのに気付いてん。そして、近づいて行くにつれ、あまりの混雑に吃驚したもんや。屋台も仰山出とって活気があった。
開運招福や商売繁盛を願うたりと、如何に多くの人が神頼みかちゅう事がよう分かった。信じる者は掬われてまうちゅうこっちゃ。ちゅう感想を述べたら、Wみさんが如何にもワテらしい感想だと笑うたの記憶しとる。
鷲神社に着いた時には肌寒さ感じた。ワテは傍らで腕組み彼女が親仁相手に値切る遣り取りを眺めとったが、交渉が済むと重量感ある飾り熊手を渡され運び役になりましたんや。
それから、出店で買うたもつ焼きやおでんを食うて温まってから帰った。思い出して懐かしい。
冬を迎える前の霜月の風物詩が酉の市なんや。