『証城寺の狸囃子』 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

久し振りに去年迄勤めとった会社に居った人々の夢見た今朝は7時半に起きた。

風呂に小一時間浸り考えとった。浅草やアメ横商店街なんかで中国人観光客が増えとるんやが、通行阻害しよる中国人が多く、邪魔。煙草の吸殻ポイ捨てしよるけしからぬ輩も少なく無い。並んどる列に割り込む輩も居って、ルール守らぬのが不快。多分、多くの観光地近辺に住む人が同じ思いやろ。

朝食は山形庄内産つや姫のご飯、くめ納豆、海苔で二膳。デザートは青森産りんご。
ウェイン・ショーターのレコードアルバム「ジュジュ」を午前中は聴いとった。
昼食には散歩兼ねてかっぱ橋本通り「佐藤」へ向かったが、合羽橋商店街でかっぱ橋道具まつりちゅうのやっとって辺りが混んどったんで、入れるか心配したが空いとった。ランチの牛タンシチュー食うた。サラダ、スープ、ライスが付いて1000円也。
満足して出て、合羽橋商店街で胡桃割り買うて帰宅し、早速使うてみたが、トンカチ使うても同じようなもんやった。高い買い物になってしもた。
胡桃食うてから友人達にメール打った。
風呂に小一時間浸り、ボコハラムや自称イスラム国などのテロ組織を利する事は決してしてはならぬと考えとった。
夕食には岩手産鶏肉、北海道産人参と玉ねぎ、秋田産椎茸をタジン鍋で蒸しご飯と食うた。デザートはグレープフルーツジュース入りヨーグルト。
カーリン・クローグ&デキスター・ゴードンのアルバム「ブルース・アンド・バラード」をレコードで聴いた。
近づいとる台風19号の影響で時折豪雨となっとる。


 証 証 証城寺
 証城寺の庭は
 ツ ツ 月夜だ
 みんな出て 来い来い来い
 おい等の友達ァ
 ぽんぽこ ぽんの ぽん

 負けるな 負けるな
 和尚さんに 負けるな
 来い 来い 来い
 来い 来い 来い
 みんな出て 来い来い来い

 証 証 証城寺
 証城寺の萩は
 ツ ツ 月夜に 花盛り
 おい等は浮かれて
 ぽんぽこ ぽんの ぽん

童謡である。作詞は野口雨情、作曲が中山晋平でんがな。
昔アーサー・キットが歌うた「ショジョジ」ちゅうこの童謡のカバー曲がCFで使われ流行った時期があったが、He is always hungry so he sings of koi koi koi. と歌うこの訳分からぬ曲をワテ等は適当に直して歌うとった。カバーのカバ曲ちゅうもん競ってつくって遊んどったが、原曲の面白さ再認識させたもんや。
脳がよう働く木更津町長が、雨情に郷土に相応しい童謡を依頼したらしい。それで、モデルになった寺が木更津市内にあるんやて。多分、山の麓にある寺で狸や狢なんぞ珍しくないんやろ。そこでは今も狸共は犬の散歩させとるかもしれん。狢は猫撫でとるかもしれん。
珍しくないと云えば、この歌には勘違いが付き物や。そやから、話に詰まって何喋ろうかちゅう際などこの童謡を振ってみればええ。続々出てくるでえ。
メーカーの執行役員F君は、この歌を中学の時迄「処女爺の狸話」やと信じて疑わなかったそうや。どういう事かと突っ込んで聞いたら、生娘に化けた狸に爺さんが誑かされる話だと思うとったんやて。
DODは、和尚さんに 負けるな、ちゅうのを、お医者さんに負けるな、と子供の頃思うとった云う。和尚ちゅうもん知らんかったんや。
Mちゃんは、最後のフレーズをぽんぽこ ぽんの すっぽんぽん、と周りの者は皆歌うとった事を喋っとった。だから当然Mちゃんもそう歌うとったんやて。願望かいな?狸は服着とらんがな。
事程左様に人間とは単純な勘違いしよる生き物や。誑かされ易い生き物とも云えよう。