今朝は8時近くに起きた。
ぬるい風呂に小一時間浸り考えとった。今の世の中、以前は自分よりも経済的下層に居る人を冷笑しとった人が、大っぴらに嘲って、それより自分はましやとほくそ笑む傾向が強まっとる気がするなあ。
朝食は秋田産あきたこまちのご飯炊き、くめ納豆と紀州産梅干で二膳食うた。デザートに栃木産トマト2個。
「三国志 Three Kingdoms 第3部《赤壁大戦》」をギャオで見たが、第34話に付けたタイトル「孫策、孤を託す」ちゅうのがええ。
小雨降る中、ベトナム料理食べようと浅草へ出掛けたら、途中のかっぱ橋本通りで「下町七夕まつり」ちゅうのやっとって、子供連れで賑わっとった。「オーセンティック」に着いたらなんと休み・・・それで、昼食は二天門すぐ近くの「アルティスタ」で摂った。パスタランチを注文し、パスタはアマトリチャーナを選び、サラダ、パンとグリッシー二、コーヒーが付いて1100円也。
満足して帰宅した。
「三国志 Three Kingdoms 第3部《赤壁大戦》」の続きを見てから、筋トレ30分した。
近所のスーパーへ出掛け食料買うて戻り、夕食は半額になっとった寿司盛り合わせにした。デザートはグレープフルーツジュース入りヨーグルト。
ジャコ・パストリアスのアルバム「ワード・オブ・マウス」をCDで聴いた。
ほな、ベトナム料理好きのEみさんとの遣り取りをメモ書きから。
全てEみさん手作りの夕食を彼女の旅行記聞きながら済ませ、ワテが空のペットボトル使うて冷蔵庫で冷やしとったビーフィーター・ジンとライム果汁でギムレットをつくるところやった。
テーブルに居るEみさん、ワテの背に向けて甘える声で云うた。「明日の朝食は八つ橋でいいよね」
「いつも旨いもんつくってくれ感謝しとるでえ」云うて区切り、「Eみのつくってくれる料理を楽しみにしとるのに、朝食がお菓子ちゅうのはオカシいやろ」
「大人の事情ってやつだょ」
「洒落云うたの分かった?大人の洒落」
「洒落?ほんと、子供なんだからなぁ」
「そう云うお前様の大人の事情ちゅうのは金欠なだけやろ。割高な連休中の京都旅行で無駄使いして来たから食材買う金無いんやろ?」
「無駄使いなんかしてないね。美味しい物いっぱい食べたしぃ、色々なお寺や神社に御所、それに素敵な茶寮も巡ったからね」
「左様か、そりゃよござんした。金無くなるはずや」
「S吉が興味無いからって連れて行ってくれない京都でしょ。滅多に行けない旅行だからねぇ」云うてワテの目見た。「それに女の付き合い大事しないとねぇ」
「ワテ、友達付き合いを疎かにしてもなんて一言も云うとらんでえ。それより給料日迄まだ大分あるやないか。心配しとるんや」
「付き合いにはお金かかるもんでしょ。しかも京都への旅行だょ。見たい所も食べたい物もいっぱいあるでしょ。分かった?」そして、わざとらしく云い添えた。「心配してくれる心優しいS吉が週末は何とかしてくれるしぃ」
「心得とるわ」と云うた後で呟いた。「女友達も大事やけど、それよりもちょっちワテを大事に扱って欲しいがな」
「してるよ~」と、Eみさんは大きな声出し、身を乗り出して「自覚無いの~」と睨むんや。
{ここで迂闊な事を云うと明日の朝食どころか昼飯さえ抜きの恐れもある}と慎重に言葉選び云うた。「呟いたの聞こえたんか。重々分かっとるけどちょっち云うてみたかっただけですわ。気にせんといて」
「居候なのに一言多いょ、君」
「居候?週末しか居らんさかいワテ居候とちゅうやろ」
「週末居候でしょ」
{来ないとなるとブチブチ怒るくせに}と思いつつも、「その週末にこれから頼ろうとしとるの誰やろか?」とだけ発言した。
ところが、Eみさん「お米代もバカにならないのに大きな図体の欠食児童が居るとなぁ」と独り言めかして云うんや。
そやさかい、苦り切った顔つくって云うてみた。「ほなら、来週は俵担いで来たるわ」
「やだなぁ、子供だぁ、そんな云い方して。大人の事情が分らないはずだょ」
「金欠になった理由ははっきりしとるやろ」
「ボーッと立って減らず口たたいてないで、貧乏で可哀相なEみの為にシェイクしてょ」
ワテは余計な事は一切云わず、空のペットボトルにジンとライム果汁を半々入れて手際よく振って二つのグラスに注いで、彼女の前に運んだ。
「ほな、節約生活が成功するように祈り乾杯!」
「S吉も苦労共にしてくれる事祈って乾杯!」
「虫のええ事云うとるわ」
一気に飲み干したEみさんは云うた。「ギムレット、八つ橋に合うかも」
「あのねえ、朝から酔うとる身分やないやろ」
すると、ニッコリ笑うたEみさん「朝食は八つ橋に決まったね」そう勝ち誇ったように云うた。