水元公園 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

ケロッの日やなく敬老の日の今朝は8時ちょっち前に起きたが、くしゃみ連発し鼻詰まりしとるわ。
朝食はオーストラリア産牛肉、秋田産椎茸を入れた蕎麦を茹でて七味唐辛子を大目に振って食うた。デザートはグレープフルーツジュース入れたヨーグルト。
カーリン・クローグ&デキスター・ゴードンのアルバム「ブルース・アンド・バラード」をレコードで聴いた。

風呂に小一時間浸り、解消出来ぬデフレ考えとった。企業は金あっても需要が不足しとって投資が出来かねる。デフレの時の悪循環の一つやね。
昼食に雷門「ビストロ アッシュ」へ消費増税後初めて行き、ポークソテー ピクルス風味のソースにスープ、サラダ、ピラフ、プチデザート、コーヒーちゅう日替わりランチをお願いした。50円上がって1050円になっとったが満足した。
スーパーで買い物後に一旦帰宅し、買うた物を置いた。

下半身タイガース戦を応援へ神宮球場へとまた歩いたが、着くと長蛇の列が出来とっていちょう並木の真ん中辺りの最後尾に付いたがな。
久し振りに打撃練習から観た。{ウインナーは体の為には食わん方がええんやが}と思いつつウインナー盛り合わせ買うて食べたら、ビール飲みとうなってつい一杯買うて飲んでしもたせいか、試合は押しぎみの展開やったもののここぞちゅう際に点入らずガッカリな結果に。ワテ、球場でビール飲むと八割方負けてまうんや。
帰りも歩いたんやが、気持ちの疲れを叱咤激励しながら歩いとった。
不忍池のほとり23時09分の事。はっきり聞こえる♀の声「青姦する?青姦?」吃驚したような♂の小声「青姦した事あんの?」ワテも河野談話ほったらかしの自民党が朝日新聞非難しとるのと同じように吃驚したわ。デング熱が話題となっとるのに青姦はあかんやろ。この先の会話が気になるが聞こえたのはここ迄。
帰宅後、プリンを食い牛乳をゴクゴク飲む。
ほな、最初にEみさんにパンチ喰らった日の事メモ書き起こし記しますわ。


先月からEみさんが水元公園と柴又へ行きたいと云うとった。
「花菖蒲が咲き競う水無月がええやろ」とワテ云うとったんで、金町駅で待ち合わせ水元公園に行って来た。
水元公園は金町駅から徒歩で20分強やが、公園着いてからも歩き甲斐がある。園内は相当広いんや。都区内では屈指の広さと思われる。
水元青年の家やキャンプ場もあんねん。
大場川につながる小合溜に沿って水郷の景観が続くんやが、都区内で水郷楽しめるのはここだけなんやなかろうか?
小合溜の対岸は埼玉県三郷市で、みさと公園がある。
ほぼ半分歩いたところでごっつ腹減ってしもた。Eみさんがお弁当つくって来てくれたんで、遅い昼食を中央広場に腰下ろし食うた。
「白い花咲かせる羊草や黄色い花咲かせる河骨が可憐なところがいいね」云うたEみさん、お結び頬張りながら「広過ぎだねぇ、ここ」と続けた。
「云うたやろ、ここと柴又を一日で歩くのは厳しいって。初志貫徹、今日は水元公園を一周するでえ」と云うて彼女の反応見た。
「今日は虎さんちのお団子食べられないのかぁ」と、ちょっち顔曇らせた。
そんなEみさんと水辺を歩いていた時の事や。
「蛙の寿命知ってる?」と、両手を上下させ蛙が跳ぶような仕草させて問うた。
「蛙居ったんか?グワングワ~ンって鳴くやつか?」
「蛙はケロケロッケだょ」
「そう鳴くやつも居るわな。でもグワングワ~ンの方が旨いでえ。この園内に居るやろか?」
Eみさん呆れた顔して云うた。「それ知らないけど、蛙は幾つ迄生きられるの?」
ワテが答えに窮していると、「知らないんだぁ」
「Eみちゃんに教えを乞いまひょ。何年生きられるんや?」
「知らな~い」
{クールな顔しとるのにこの能天気さ、全くもって・・・}「ほなら、どうして聞いたんや?知り合いに居るんか、姿を蛙に変えられた死にそうな王子?」
Eみさんは笑いながら云うた。「聞いてみたかったのさ」
「その聞いてみたかったEみちゃんの心持ちを知りたいんや」
「蛙って意外と長生きらしいょ。そんな話を女のコにしてた男のコが電車に居たの」
「薀蓄話やな、その♂はオタクぽかったか?」
Eみさんはちょっち首捻って思い返しとった。
「そうねぇ、蛙っぽくはなかった」
「♂の容姿は聞いとらん。そいつは蛙の寿命何年と云うとったの?」
「残念。云う前に降りちゃった」
「ま、生きて一年がせいぜいかと思うとったが、三年生きるやろか?猫や犬より長生きちゅう事は無いやろ」
「そんな長く生きられた蛙は王子様になれるね」
「それより、Eみちゃんは蛙怖くないんか?」
「虫食べてくれるいい奴だもの、怖くなんかないょ。S吉さんは怖いの?」
{そうか、敵の敵は味方ちゅう訳か、虫嫌いの彼女らしいわ}「いや、ワテは怖ないけど、あのぬるぬめっとした感じが駄目ちゅう人も居るやろ」
「可愛いょ。小学生の時観察するんでおたまじゃくしから水槽で飼ってたんだ。いつの間にか逃げられて一匹も居なくなったけどねぇ」
「そやろな、毎日Eみちゃんに覗かれたら逃げ出すわな」
「どうしてさ」と、繭逆立て前に立ち塞がった。
「Eみちゃんの様子見て、こりゃ食われると思うたんやろな。蛙は鶏肉の味」と云うたところで、ワテはもんどりうって地面に倒れ込んだ。
Eみちゃんの右ストレートパンチがワテの左脇腹に入ったんや!