「上野ジャズイン 2014」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

昨夜は22時半に寝てしもて今朝起きたのは7時ちょっち前やが、風通らず寝苦しくうつらうつらしとって二度三度目が覚めたんで、熟睡感に乏しいがな。
植物に水遣りしてから、朝食にロシア産鱈子と長野産エリンギ入れたパスタつくり食うた。デザートは栃木産トマト2個。
トロンボーン奏者向井滋春の全盛期の演奏をユーチューブで聴いた。

上野に散歩に出掛け、昼食は「上野桜木 菜の花」へ入った。今日はイナダと鮪のごま丼頼んで食うた。小鉢、味噌汁、漬物が付き1000円也。やはり旨いわ。旨いし、この店には気遣いがある。過酷な労働実態が明らかになったすき家のゼンショーホールディングス経営者は、店員が気遣いに気が及ぶ店作りをトンと考えておらんのがブラック企業云われる理由やちゅうの全く理解しとらん。何がワンオペや。けど、「上野桜木 菜の花」には厨房に調理する主人の他に先日は若人一人やったのが今日は二人も居った。採算は大丈夫なんやろか?
戻って筋トレ30分し、牛乳1リットル飲んだ。
友人数名にメール送ってから、菓子パン3個とチーズ持ち徒歩で四連勝目指す燕軍の応援に神宮の杜へ出掛けたんやが、ワテ、なぜか球場で酒飲みながら応援すると贔屓のチームが負けてしまう事がほとんどなんですわ。そやから今夜は酒断ちし燕軍を応援したら昼尼恥軍にヒット仰山打たれるも勝利。気を良くし歩いて帰って来たんで、今日も5時間歩いた。


日差しが強かった昨日、緑茶と氷らせたミネラルウォーターのペットボトルを持ち帽子深めに被って「上野ジャズイン 2014」の会場の不忍池畔水上音楽堂に15分前着き列に並んだんやが、今年もヱビスビールが先着百名に配られたのに間に合わず残念やった。
開演は15時40分で、去年の浅草ジャズコンテストで賞獲得した若人達が口火を切った。
二番手で舞台に上がったは緊急出演した泰葉。親のコネで念願の出演叶った、と自己紹介し、会場大爆笑。お母ちゃんは台東区観光大使務める海老名香葉子の泰葉、「親孝行はするべきだ」と続けまた大爆笑。その後も仕込みなのか天然なのか芸人振りを発揮し、去年の浅草ジャズコンテストのグランプリグループ「ファイヤーボンバー異端児ズ」の伴奏でスタンダード3曲歌うた。
楽器のセッティング時間まどろんどったら、昨年22年ぶりに復活した「三木敏悟&インナーギャラクシー・オーケストラ」が登場し、アシカの歌謡ショーが始まって目が開いたがな。
「三木敏悟&インナーギャラクシー・オーケストラ」と云えば「海の誘い」で、レコード持っとるはずやが、亡くなった松本英彦がええプレイしとったなあ。昔の話や。
しかし案山子、例年よりも会場蒸し暑いんや。ペットボトルの緑茶飲み終わり、既に半分以上融けたミネラルウォーター飲み、団扇パタパタ忙しかったわ。
そして次に登場せしは、現在ニューヨークを活動拠点としとる海野雅威や。吉田 豊(B)、加納樹麻(Ds)とトリオで3曲演奏したが、海野雅威さらに腕上げとった。彼等のジャズシンガー伊藤君子とのコラボレーションした5曲もごっつええ。
小豆島生まれの伊藤君子はアンニュイな「サマー・タイム」を津軽弁でも歌うて、その時には津軽思い出しちょっち涼しかった。
大ベテランやが伊藤君子はまだまだ声が出る。精進しとるんやろ。大したもんや。
新旧四人の組み合わせはご機嫌のパフォーマンスやった。
ワテの氷らせて来たミネラルウォーターは全て水に戻り、残りも少なかったが、外は暗くなったのに風通らず矢鱈蒸し暑い。
しかも「上野 ジャズ イン 2014」演奏の〆は、トロンボーン奏者向井滋春が云うた “暑苦しいバンド”「ホット セッション」なんや。日本のジャズファンに伝説のバンドでんがな。向井滋春(Tb)、板橋文夫(Pf)、古野光昭(B)、江藤良人(Ds)と、ドラマーは数年前に亡くなった古澤良治郎に代わって江藤良人で、最適な人選や。
カルテットは期待に違わぬエネルギッシュな演奏聴かせてくれた。
それにしても、板橋文夫は酷く蒸し暑いのにもかかわらず相変わらずで、ゴリラの如き強靭な体でピアノを疾走した。彼がほとばしる演奏しとる時何が宿っとるんやろか?