栗林忠道ならば | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は8時半に起きた。

朝食に切り餅3つ焼きチーズに海苔で食うた。デザートはフィリピン産バナナ2本。
りんごジュース飲みながらランディ・ウェストンのアルバム「カーニバル」をレコードで聴いた。

伸びた手足の爪切った。
切り餅買いに近所のスーパーへ行った。そしたら、欲しかった赤ワインが入荷しとったんやけど、チラシで見た年末年始特売時よりも数百円値を上げとるんで、どないしよか暫し迷うたんやが買うてしもた。
定年退職前に会社を中退して謂わば脱藩素浪人になってから、酒代にもう一万円以上使うとるなあ。退社の日、会社に持って行ったカバと濁酒を含めると一万五千円位になるわ。今はプータローやちゅうのに・・・


ワテが尊敬する栗林忠道知っておられるやろか?
太平洋戦争時、米軍との硫黄島の激戦において指揮官として戦死してもうた名将でんがな。

散ったのは東京から南に1250キロの硫黄島。ここを占拠されてまえば本土空襲を容易にされる。

しかしながら、その時もはや我が国には戦争継続する余力は無かったんや。

栗林忠道は詠んだ。
「国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき」
散るぞ口惜しき、やあらへんでえ。
梯久美子の著書「散るぞ悲しき」、クリント・イーストウッドの映画「硫黄島からの手紙」で、陸軍軍人栗林忠道を知った方がほとんどかと思う。ワテもそうやったが、「散るぞ悲しき」読んで彼を知った時も、その後に米国人監督による「硫黄島からの手紙」観た時も、涙チョチョ切れたがな。
大本営にはドアホな上役達が多い中、栗林中将はよう戦い抜いた。米軍が数日で制圧出来ると見做した圧倒的に不利な状況で、硫黄島の指揮官として遊撃戦を指示し一ヶ月半もよう守り抜いた。
ところで元日、彼の孫である新藤義孝が靖国神社に参拝したんや。
孫やったら当然、と云う者も居るやろう。
けどな、新藤義孝は現在日本の政権の総務大臣に就いとるんやでえ。
日本の首相が年末参拝した事を失望した、と国務省の立場を改めて世界に向け発せられとるのに、今度は総務大臣が参拝してん。米国が苛立っとるのに、自民党は日米同盟重視やなかったんかい?
お坊ちゃま安倍晋三は、靖国は元々長州神社やから参拝したんや、と云えば済むと思うとんのやろのか。
新藤義孝は、爺ちゃん祀られとるから参拝したんや、と云えば済むと思うとんのやろのか。
喧嘩売っとんのかい、と米国には受け取られるやろ。中国と韓国はいびる材料がまた増えたと喜んどるやろ。
勿論、それらのごっつ我が儘な国々に媚びうっとけばええとは云わん。

覇権主義中国、夜郎自大韓国との間で何らかの偶発トラブルから軍事的暴発に発展しかねぬ現在のキナ臭い情勢で、米国に冷ややかな態度示されたら、困るの我が国やでえ。そんな実力の我が国であるのを肝に銘じなならん。

つまり、国民の為、戦わななん時は勇んで戦うべきや。しかしながら、キナ臭い情勢なのに無駄に摩擦つくってどないすんねん。靖国へ行く時間あるんやったら、我が国経済を成長させ防衛力を強化する策を考えろちゅうねん。中国も韓国も今後も益々経済成長させその分軍備増強するでえ。
果たして、栗林忠道がこの事を知ったらどない思うやろか?
新藤義孝には、我が国の安全保障をしっかり考えた事あるんやろうか?栗林忠道の孫として、指導者たる政治家として、客観的に状況を判断して行動する事心掛けなあかんやろ。