13,Humming Bird

スラスラッとメロディが出て来てあっという間に出来上がった曲。なのですごく素直な曲ですね。Elianaと有坂美香が交互に歌っています。少しMarcos valleの様なブラジリアンポップスの雰囲気もあり80’sの洋楽ポップスの様な雰囲気もあり、元となる曲があっという間に出来たのでアレンジ段階の音作り作業では色々と遊んだ曲です。なのであっという間に土台の曲は出来たけど実はアレンジは凝っているという。最終段階までベースが僕が弾いたシンセのベースだったのですがどうにも無機質な感じがしてしまっていたので藤谷さんに締め切りギリギリの所でエレベに差し替えてもらいました。そのおかげでとても面白い色合いの曲になりましたね。

Elianaはこれからがとても楽しみな歌手の一人。元クラリオンガールと言う経歴もあったりで面白いコです。この1年で驚く程成長した様な気がします。まだ20代半ばだし、これからどんどん世に出て行く事でしょう!そういえば、数人しか出演枠の無い宮本亜門さんの舞台にも大抜擢され出演するようです。そんな彼女と美香ちゃんのパワーのおかげでしょうか、この曲はLiveでは同じテンポ同じコード進行ほぼ同じノリで演奏しているのにかなりCDの音源とは雰囲気が変わって聞こえる曲です。不思議です。とてもFUNKYになります。

ところで気づいた人いますか??
この曲の歌詞、聞いたとこによるといくつか過去のJazztronikの曲のタイトルが織り込まれている様です。最初気づきませんでしたが、確かに探してみたらいくつかいましたよ。
美香ちゃんの遊び心ですね。

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14,Epilogue ~march of toys~

”おもちゃの行進”という曲。エピローグなので、一応ここでこの“Dig Dig Dig”は幕を閉じさせてもらいますよ、という曲です。参加してくれたアーティスト、ミュージシャン等の名前が流れてくるエンドロール、もしくは終演直後の舞台に一列に並んでお礼の挨拶をしている感じ等をイメージしてもらえればと思います。

本当は歌をのせようかなと思っていた曲で、実は歌メロも作ってあるのですが、なんとなくやめてしまいました。いつかそんなアレンジも出てくるかもしれませんね。ちなみにこの曲は今後長期間CMで使われるそうなので(少しだけ違ったヴァージョンが)そちらも楽しみです。


15,ベッドタイムストーリー

一足先にシングルでリリースされていた曲。Yukiさんに歌ってもらっています。ここまで14曲賑やかな曲達を聞いてもらった人達にゆったりしてもらおうかなという事でこの位置にあります。

意外と思われるかもしれませんが僕はバラード調の曲をけっこう作っているのです。もちろんこの曲もそうですが。ただちょっと風変わりかもしれませんね僕の作るバラードは(苦笑)。このコラボが実現した際は様々な方面から意外だと驚かれました。確かにそう思う人が多いのもわかります。Yukiさんにオファーした理由として一番大きかったのはあの魅力的な声ですね。どんな楽器にも負けないで前に出てくるあの声。色々なタイプの歌を歌われてますがやはりイメージとしてはどちらかと言うと元気な歌のイメージが強かったのですが、この声が僕風のバラードを歌ったらどうなるんだろう?というのがとても聞きたかったのです。バックに大編成のストリングスがいてその前にはゆる~いJazz Bandがいて、というバラードを。ひょっとしたらもの凄い化学反応を起こすのではないか!?と。

そして見事に素晴らしい化学反応を起こしてくれました。コラボレーションと言うのはやってみないとわからないというのが実際の所です。もちろん不安はゼロではないですが僕は明確にこの歌手なら、このミュージシャンなら、というのを頭でイメージしてからオファーします。有名無名問わず。なのでコラボレーションで出来上がったものが自分の頭のイメージ以上のものに出来上がった時、その喜びはひとしおなのです。この“ベッドタイムストーリー”もそんな1曲です。

余談ですが、実はこの曲、為ちゃんがデモで歌っているヴァージョンがあります。これがまたYukiさんヴァージョンとは雰囲気が全く違うのですがとても良い雰囲気を持っています。ひょっとするとLiveで初お披露目かも。

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16,BRA.Steppers

いよいよアルバム最後の曲です。これは”Gland Blue"に収録されていた"BRA step"のLive Recording versionです。keyboardは僕、Bass藤谷一郎、drums天倉正敬、そしてVocalはRobert Gallagher!!ロブはすっかり昔からのファンの方にはおなじみかもしれませんね。日本でのジャズトロLiveにも何度か参加していますしLondonで僕がLiveをやる際にも参加してくれたりしています。とても付き合いの長いアーティストの一人です。元々はACID JAZZブーム全盛期、いや火付け役と言っても過言ではないかもしれません、Gallianoというバンドで一世風靡した人です。あのGorillazが結成される際デーモン・アルバーンはロブにVocalをお願いしていたのですが、あまりにデーモンからの注文が多いのでロブは「キミが自分でやった方がきっと良いよ」と断ってしまったという過去も。。今ではすっかり気のいいパパですが若かりし頃の彼のパフォーマンスのスゴさと言ったら!!もちろん今でも彼がステージに上がるとガラッと雰囲気が変わります。あれがいつも不思議です。そんな4人でセッションをしている曲です。BRA steppersというのはそんな僕たちの総称でしょうか(笑)いつかはこのsteppersでアルバム作りたいですね!

今度の15日の渋谷O-EASTでのLiveではロブはスケジュール合わなくて来れなかったのですが、代わりにアジテートでおなじみのあの人、アジテーターと言えばあの人、あのデスジャズのバンドのあの人がsteppersに参加します!!

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