20回も続いた!飽き性の自分としては驚き(笑)

今回紹介するのは僕の大好きなミュージシャンGEORGE DUKE『FACES IN REFLECTION』

とにかく色んなタイプの音楽を作って来た人です。ダンクラでおなじみ”Shine On”が日本では80年代にヒットしたらしいですが、当然僕もリアルタイムではないのでどの程度かはわかりませんが、どこのディスコに行ってもかかってたくらいの人気だったみたいです。

勘違いしてもらいたくないですが、決してDISCOの人ではないですよ。たまたまヒットしたのがそうだったということであって。僕の中ではFunkyなjazzミュージシャンという位置づけ。数年前このGEORGE DUKEにその当時やっていた自分のラジオ番組の中でインタヴューをした事があるのですが、色々面白い話を聞けたのを覚えています。GEORGE DUKEの音楽と言うのは非常にシンセサイザーやキーボードがうまく使われているのですがそういった楽器との出会いの話はとくに興味深かったです。Jazzばかりやっていた頃にどうやら彼はあのFrank Zappaのバンドに誘われたらしいのです。そしてある時スタジオにザッパがシンセをかついでやってきて彼の前にボンと置き「今日からシンセを弾け」それと「歌え」と言われたらしいのです。それをきっかけにJazzだけだった彼の音楽性は広がっていったらしいです。

アルバムの話をしましょう。沢山あるGEORGE DUKEの名アルバムの中から何かを選ぶのはなかなか大変なんですが、今回は名レーベル”MPS”からリリースされたこの名盤にしました。

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内容はなかなかディープです。万人にすすんでお薦めは出来ないかも(苦笑)。GEORGE DUKEの昔の作品はほとんどCDで再発されているのにこのアルバムは名盤すぎてCDでの再発もやっと去年くらいにあったみたいだし(笑)。ただその中に詰まってる音楽性は相当素晴らしいです。タイトル曲”FACES IN REFLECTION”を始めどの曲もキテます。”North Beach”という曲があるのですが僕の中でTechnoとJazzを結びつけてくれた非常に貴重な曲です。エレピのソロなんですがdelayやらなにやらがかかりまくって飛びまくり、そこに他のエフェクトも加わってどんどんぶっ飛んで行くわけです。凄いですよコレはほんと。

まあここまで話しておきながらなんですが、一般的には断然こちらの『Brazilian Love Affair』の方がお薦めです。これからの季節にぴったしな名盤です。

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ちなみに僕はインタヴューの後GEORGE DUKEのLive(@Blue Note Tokyo)を観ていたら急にステージ上から声がかかり、そしてステージにあげられGEORGE DUKEと連弾!!というそんな事もありました。僕はビビって半べそでしたが(笑)。良い思い出です。

それでは、また次回。