僕が大学生の頃青山の骨董通りにBLUEというそれはそれはそれはオシャレで最高にカッコ良いCLUBがありました。場所柄ファッション関係の人が多かったのかな?ホントカッコ良い大人ばかりでキラキラしてました。

で、当時僕はと言いますとバキバキのテクノ少年で髪の色は金髪に緑色が入った様な色、そして着るもの全てブラックライトに反応するみたいな(笑)今とは全く正反対な感じの少年でした。ちなみにたまにスーパーサイヤ人と言われました(苦笑)。で、そんな僕を見かねた大学の後輩(彼は後にMAKOTOという名でドラムンベース界で国内外問わず名を馳せるのですが)がある日僕をこのBLUEへ連れて行った事により僕のDANCE MUSIC&CLUB観はガラッと変わるのでした。

BLUEはビックリするくらい何もかもが違かったのです。まずフロア、暗すぎて隣の人も見えない。そして店自体カッコ良い大人率高し、綺麗な女の人率高し、そして音デカし。僕が初めて行った時はそんな店で爆音でSAMBAがかかっていて、それこそSAMBAなんてこんな爆音でまともに聞くのは生まれて初めてだったし。驚いたのはそれでみんな踊りまくっていて、SAMBAが終わると今度はLATIN、そしてJAZZYなHIP HOP、そしてブラジリアン、ファンク、なんでもかかっていたんです。そしてその暗闇でみんな踊りまくっていて。ダンスバトルが起きる事もあったり。テクノのパーティーばかり行っていた僕にはなかなかの衝撃でした。案の定ハマりやすい性格の僕はあっというまにこのCLUB JAZZの世界に引き込まれて行くわけです。

そんなBLUEに行き始めた当時、僕らの間で流行っていたのが手拍子が『パンパン』と入る曲でした。でも10代の僕らは誰一人それがわからず、みんな色々と探すのですがなかなかわからず。。そんな風に探していた時に出会ったのがこのコンピなんです。友人が手拍子が入ってる曲があったよ!と言うので即お買い上げ。いまだにいろんな人にお薦めするアルバムです。今だからわかりますが、このコンピかなりイケてる選曲です。Blue Brazilの名の通り、ブラジル満載です。そして捨て曲無しで全部カッコ良いです。jazzでFunkでBrazilで名コンピですね。これはシリーズでその後も何作かでましたね。僕はこのアルバムでだいぶブラジル音楽の持つ多彩さがわかりました。やはりブラジル音楽と言うとBossa Novaのイメージが大きかったので。しかしいつ聞いても色褪せない音楽と言うのは良いですね。

オチとしてはその探していた手拍子の曲は入っていませんでした。確かに1曲目に収録してある『Upa, Neguinho』という曲に手拍子が入っているのですが(苦笑)。結局僕らが探していたのはKitty winterの『New Morning』という曲(こちらもいつか紹介します)だというのが数ヶ月後に判明するのでした。

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それではまた次回。