今回はブリルハート、エボリン、グレートネック、テナー、3☆の紹介です!
ブリルハートのエボリンは1940年くらいから作られていました。
素材はプラスチックで、トナリンと並んで非常に有名なマウスピースです。
また、ブリルハートの工場がニュートークのグレートネックにあった頃のもので、1943年~1945年くらいに作られたものです。
ちなみにシリアルは5万2千台。
この時代のエボリンを使っていたプレイヤーといえばレスター・ヤングでしょうか。
シャンク部にArnold Brilhart Great Neck NYの文字が見られます。
また、画像では見えませんがテーブル下部に3☆という刻印があります。
サイドウォールはえぐられておりませんが、加えた感じはとても太く、中の容積もとても大きそうです。
実際吹いてみると、開きが狭いので大きな音は出ませんが、容積が大きいので響きで音を出すような感じで、音の癖みたいなものはあまりなく、ピュアな音色という印象です。
このグレートネック期の後の時代に登場するカールスバッド時代のエボリンと比べると、そのあたりの印象はより顕著に感じます。
年代を考えてもコーンなどのアメリカンビンテージと相性がよさそうです。
ということで、現代的な大きな音やバリバリした音は出ませんが、響きで聴かせるマウスピースだと思いました!