今日はGottsuのアルトサックス用マウスピース、Sepia Tone、Bebop、6番の紹介です!
一目見ればわかる、この色と質感はきっと、ブリルハート、トナリンの復刻ですよね! 違うのかな?
ブリルハート、トナリンといえばチャーリー・パーカーや最近?ではディック・オーツも使っていますね。
白いプラスチックで作られたボディが特徴的なマウスピースです。
とてもメローな吹き心地が楽しいマウスピースで、私もコーンのサックスと合わせて、ニューヨーク時代からカールスバッド、セルマー製造時代まで何本も購入してきましたが、何しろ1940年から作られていた年代物ですから、状態の良いものがなかなか無いのがつらいところ……。
今回のゴッツ、ビバップモデルはそんな歴史的なマウスピースのイメージで作られたものなんでしょうね?
素材は合成樹脂ということで持ってみると非常に軽い感じです。
トナリンと同じくバッフルはほとんど見られません。
サイドウォールやチャンバーの形状などブリルハートを意識してることがわかります。
実際吹いてみると、ブリルハートと近いものを感じます。
バッフルがあまりないのと素材の軽さからくるメローさはトナリンらしいなと思います。
また中音域の充実感もトナリンらしいと言えそうです。
音色はトナリンよりも少しクリアでカリっとした印象ですが、この辺はマウスピースの開きにもよると思われます。
また、素材の違いから当然ですがハードラバーに比べて力を受け止めてくれる容量は少な目なので、軽やかな部分を使ってフレーズを歌うような吹き方がとても似合うように思います。