今日はサックスのレゾネーター、フラットメタルレゾネーターを紹介します!

 

 

 前回はプラスチックのレゾネーターを紹介しましたが、今回は金属製のレゾネーターです。

 

 セルマーのシリーズIIなんかに使われているレゾに似ていますが、あれはドーム型ですが今回の物は平らな金属版をリベットで止めてあるものになります。

 

 コーンのMシリーズに使われていたレゾがこのようなものだったと思います。

ただしコーンのパッドはresoパッドと呼ばれるもので、キーカップに入っている部分が非常に特殊な構造で、今回の物とはレゾネーターの形以外は全然違うので、そちらもそのうち紹介しようと思います。

 

 今回もすべてのタンポをこのレゾネーターの物に交換して吹奏感を試してみました。

ちなみに今回試した楽器は以下のConn 10mです。

 

 

 プラスチックのレゾと比べ、とても音色の変化に対する反応が良いです。

 特に上の方の音の成分に関しては明らかに幅が広いですね。

よって音色の表現の幅が広いといえるのではないでしょうか。

 

 また、息の圧力を増していった時の変化は、プラスチックの物は音の密度が高くなっていきましたが、金属製のレゾになると音色のギラっとした成分が増えていくように感じます。

 

 よってプラスチックの物に比べ安定性みたいなものは一歩譲りますが、音色のコントロール幅みたいなものはこちらの方がある印象です。

 

 好みではありますが、オリジナルに近いからか、この楽器にはとっても相性がよい感じがします!