サックスのレゾネーターって知ってますか?
タンポの一番上についている板の事です。
写真の物はメタルのドーム状のレゾネータです。
セルマーのserie IIIとかに使用されています。
日本語に訳せば共振器という感じでしょうか。
名前からもわかる通り、このパーツで音が反射したり響いたたりするわけで、素材や形状で吹奏感や音色が大きく影響を受けます。
例えばセルマーのMark VIだとシリアル8万台くらいまではメタル素材のレゾネータが使用されていますがそれ以降プラスチックのレゾネーターが使われています。
その時代のサウンドに合わせて、あるいは楽器の様々なマイナーチェンジに伴い、バランスを考えて選択されたのでしょう。
リペアなどでタンポを交換する際、普通は最初についていた標準のレゾネーターが選択され引き継がれて交換されていくわけですが、特にアメリカなどでは様々な形状や素材のレゾネーターが用意されており、プレーヤーの好みで変えている方が結構いるようです。
日本でもやってくれると面白いですね!