今日はEastern Music,Power Neck ,Mark VI タイプの紹介です!
Earstern Musicは中国の管楽器メーカーです。
値段の安さとネックなどパーツのバラエティーの多さで少し前から耳にするようになりました。
日本ではあまり聞かないですがアメリカ等海外ではそれなりに認知度はあるようです。
ところでサックスのネックは音や吹き心地に多大な影響を与えます。
しかも管体の中では一番息の圧力がかかるため常に負荷がかかるところですね。
また、特にテナーサックスではマウスピースを差し込むときに力がかかり、気付かないうちに少しずつ曲がってしまうという事もあり、結構気を遣うパーツです。
現代のサックスはネックだけ別に購入できるメーカーが多く、破損したりボロボロになったときは購入できますが、マークVI等のビンテージサックスではセルマーでも作っておらず、コーンやキング等はメーカーすら存在しないのでビンテージを使う人には非常に頭の痛い問題です。
そんなことからEastern Musicでは様々な径やタイプの異なるネックを製造しており、特にビンテージユーザーに購入されているようです。
今回試したネックはパワーネックと呼ばれるもので、径はMark VIと同じ27.5㎜、SBA等と同じタイプのパーツが付いています。
またシルバープレートで背面にpower neckと刻印してある補強版が付いています。
カーブは根元からグッと曲がっている感じでMark VIと似ています。
先端はmark VIだと少し上向きにカーブが付いていますが(製造年代にもよる)こちらは真っ直ぐですね。
Mark VIに付けて実際吹いてみると軽くてパリッとなるような印象です。
銀メッキがしてあり、根元からグッと曲がるカーブから抵抗が強いのかと思いきや特に下の方は軽く鳴ります。
上の音程では個人的はうまく振動が伝わらない感じがしますが、とにかく全体的に軽い印象です。
また見た目はMark VIに似ていますが出音の感じはserie IIといった感じでしょうか。
ということでそこそこ使えそうな印象ではありますが、この軽い吹き心地が好きかどうかですね。
また、日本では見かけませんので試奏しないでネットで買うしかないわけですが怖い……。
値段は100ドルくらいからとそこそこ安い(?)ので賭けてみるのも面白いかもしれません???