今日はバンドレン、V16、S8、ソプラノサックスマウスピースの紹介です!
以前にも何度か紹介している、バンドレンのv16シリーズです。
V16シリーズと言えば主にジャズ用のマウスピースで、有名なビンテージのマウスピースを意識して作られたものです。
アルト用ですとやはりニューヨークメイヤー辺りを参考にしているようですが、ソプラノサックス用のビンテージマウスピースといえばやっぱりセルマーのソロイスト辺りを参考にしているのでしょうか?
セルマーソロイストとの比較になりますが、長さはほぼ同じで、太さはややバンドレンの方が太いです。
また、バンドレンの方はシャンク(根本の方)にリングがはめてありますが、音に影響があるかは?で、たぶんデザインですかね?
中の構造はセルマーソロイストと同じく半円形というんでしょうか。
このチャンバーの構造は吹奏感にとても影響を与えていて、例えばソロイストの前のエアフローというモデルは円形のチャンバーでしたが、吹いた感じはとても反応がよく、入力に対して敏感に反応してくれます。
また、ソロイストより後のS90やS80というモデルでは四角形のチャンバーを採用しており、こちらはエアーフローと比べると非常に安定性が増しており、音程などがとりやすいという特徴があります。
ソロイストやV16ではその間の半円形のチャンバーを採用しており、安定性と反応の良さの良いとこ取りといった感じです。
実際吹いてみるとやはりソロイストっぽい感覚はありますね。
反応はそこそこ良く、安定性はソロイストより少し上でしょうか。
バンドレンらしく良いラバーを使用しているようで、バチっと鳴ってくれます。
このバチっと鳴る感覚は素材の違いからか、ソロイストとは違う感じがします。
よってバンドレンのV16ソプラノマウスピースは、反応もそこそこ良く、音色やピッチももほどほどに取りやすく、全体的に安定したマウスピースです。
ソロイストに比べると入力に対する反応は幾分弱く、逆に言えば安定している分V16の方が面白みには欠けると感じる人もいるでしょうが、とても実用的なマウスピースだと感じました。
その辺りもバンドレンらしいと言えるかもしれませんね!




