今日はオットーリンク、フロリダモデル、7☆、テナーマウスピースの紹介です!

 

 

 ジャズテナーサックスの定番中の定番であるオットーリンクは1930年代から製造されています。

 現在までに様々なモデルが作られてきましたが、ビンテージのオットーリンクの中でも特に人気なのは1950年代辺りにフロリダの工場で作られていたスーパートーンマスター、通称フロリダですね。

 

この頃のリンクは音色、吹奏感ともに素晴らしいものがあり、様々なメーカーが再現しようと復刻版を販売していますが、これはそっくりだというものいまだに出会ったことが無いです。

 

 今回の物はフロリダ時代から現在までオットーリンクを作り続けているJ.J.Babbitt社が100周年を記念して、当時のリンクをイメージして作った復刻版、フロリダモデルです!

 

 

 

 

 

 

 

 外観は今の普通のリンクとあまり変わりませんがサイドにシリアルナンバーが打ってあります。

 

 また、リガチャーは現行のものと同じであまり締りが良くない感じがします。

さらにキャップはいつもの真鍮製かと思いきや、プラスチック製に金の塗料が塗ってある?物に変更になっています。

チャチな感じもしますが先端がガードできれば良いので、役目は果たしてますね。

 

 

 

 

 試しに昔のリンクと今回のフロリダモデルを並べてみました。

左がフロリダモデル、右がビンテージのフロリダです。

 

 外観や寸法はほとんど同じです。

バッフルの形状も割と似ていますね。

フロリダモデルの方がややバッフルが高い感じがします。

 

 実際に吹いてみると程よい抵抗感やフロリダの音のみずみずしさみたいなものはわりと再現されている気がします。

さすがに元祖フロリダのような作りこまれた質の良さなどは全然感じませんが大雑把に再現されているかなという感じでしょうか。

 

 という事でマウスピースのクオリティは今の普通のリンクと変わりませんが、キャラクターは確かにフロリダ寄りという感じでしょうか。

 

オットーリンクを昔から作ってきた元祖のメーカーでも完璧に復刻させることはなかなか難しいんですね…。