今日はパールフルート、カンタービレの紹介です!

 

 

 パール楽器は1946年に楽器の製造を始めたそうです。

戦後すぐにできた会社なんですね。

 

打楽器やドラムで非常に有名なメーカーですが、1968年から千葉の工房にてフルートも作り始めます。

 

 パールフルートの特徴と言えば一本芯金とピンレスメカニズムでしょうか。

 

一本芯金は上から下まで一本の芯金を通すことで、特定のキーが痛んだりすることを防ぐ仕組みで、耐久性がとても高いそうです。

 そして普通は連動するキイや連携するパーツをピンを打ち込むことで固定するのですがこれがシャフトなどを痛めることがあるそうで、パールではピンを使わずに固定するピンレスメカニズムが使われているという事です。

 

 今回のモデルはカンタービレというモデルでランク的にはセミハンドメイドという位置づけになります。

総銀製でパールフルートの中では一番普通のモデルというかんじでしょうか。

 

 

 

 

 実際に吹いてみると、とても重厚感があります。

とはいえ重すぎることはなく、キラッとしたフルートらしい音色も併せ持っている感じです。

バランスの良いVIVO頭部管が採用されていることもあってか、色々な要素が上手くバランスとられている感じがしますね。

 

 例えばですがヤマハが癖が無くとても素直な音色なのに対して、パールはもう少しメーカーの目指す音の味というか重厚さを感じます。

 また一本心金の効果なのか操作感がしっかりとしていて、メカとしてとても信頼できる感じがします。

 

パールフルートはクラシックや吹奏楽だけでなく、ジャズやスタジオミュージシャンでも使っている方が多い気がします。

バランスの良い音色や信頼のメカニズムから多くのミュージシャンに選ばれているのですね!