今日はバンドレン、V16、メタル、スモールチャンバー、T8の紹介です!
バンドレンのジャズ向けサックスマウスピースシリーズは、V16シリーズは非常に人気のあるビンテージマウスピースをイメージして作られたモデルですね。
今回紹介するV16メタルマウススピースは3種類あり、40年代をイメージしたラージチャンバー、50年代を意識したミディアムチャンバー、そしてスモールチャンバーとなります。
バンドレンのメタルマウスピースは結構昔から製造されていました。
こちらのスモールチャンバーはその昔から製造されているバンドレンメタルと同じ構造になっており、V16のラージチャンバーとミディアムチャンバーが追加されたため、従来からあるモデルにV16スモールチャンバーという名前が付いたというわけです。
バッフルは高めですが、ガーデラやデュコフのような階段のようなバッチリしたものではなく、緩やかなバッフルが長く付いています。
現代では一番人気がある構造ではないでしょうか。
また、同じV16でもラージやミディアムと比べると少し細身な気がします。
実際吹いてみると、中の構造のイメージ通り、ギラっとした音色がベースになっており、バンドレンらしく下から上までばっちり鳴ってくれます。
また音色の幅もガーデラ程ではありませんが、つけやすくとても扱いやすいマウスピースだと思います。
マウスピース自体が重い感じなので、バリっとした音色にマウスピースの重さからくるズッシリした密度が加わり、総合するとギラっとした密度のある音色と言えると思います。
バンドレンの考える現代的なテナーサックスの音色はこう言うイメージなんだなと非常に興味深いマウスピースだと思います。
とはいえ個性的ではなく、きれいにバランスがとられたマウスピースゆえか、あまり使っている人は見かけませんね…。