今回はデュコフ、スタビー、6☆、テナーマウスピースお紹介です!

 

 

 このブログもいよいよ100回目となりました!

いつも読んでくださってありがとうございます。

ふと考えると、どれだけサックスにお金をかけてきたんだと、冷や

汗が出る思いですが、おそらく一生続くんでしょうね💦。

 

 さて、これまで何本紹介したか、デュコフのスタビーマウスピースです。

 

 1960年あたりのデクスターゴードンが大好きな方にとってはとても興味があるマウスピースですね。

 

 アメリカから取り寄せ、ゴッツさんにGチューンとメッキのリプレートをしてもらいました。

 

 古いデュコフと言えば1945年から作られたスタビーモデル、そしてハリウッドモデルとなります。

ハリウッドモデルの特徴は、ラージチャンバーで、バッフルはほとんどなく、サイドウォールが真っすぐになっているところです。

非常にストレートな吹き心地が特徴的なモデルです。

 

そしてスタビーの特徴はラージチャンバーで、少しバッフルが付き、サイドウォールが丸く掘られている所です。

ハリウッドよりも少しコントロール性に優れたところがあるように思います。

 

1949年にはハリウッドモデルがマイナーチェンジし、サイドウォールが丸く掘られてたものが販売されます。

 

 デクスターゴードンはこのハリウッドの6☆を愛用していたと言われています。

とはいえ全モデル所有していたと思いますが。

 

 

 

 

 今回の物はシリアルがA572になっています。

今のマウスピースですと開きが6☆だと少し狭め、ですが昔のラージチャンバーのマウスピースでは少し広めという感じです。

中が広いのでこのくらいの開きがちょうどよかったんですね。

 

 実際吹いてみると、ラージチャンバーの音の重心の低さを感じます。

そしてちょっとだけ付いているバッフルの効果でキラッとした成分が乗っかり、気持ち良い吹き心地です。

さらにサイドウォールが丸く掘られているのでコントロール性もなかなかあります。

 

 デクスターゴードンは1964年くらいまで、コーンの10mにデュコフのマウスピースで演奏しています。

フランスの空港で楽器を盗まれて、セルマーのマークⅥを買ったなんて噂がありますが本当かどうか…。

 

 この時代だとオットーリンクはトーンマスターを製造している頃です。

1949年に改良型ハリウッドが発売されて、その翌年の1950年にオットーリンクはスーパートーンマスターを発売します。

という事は現代まで続くスーパートーンマスターは、ハリウッドモデルの登場に触発されて開発されたモデル、なのかもしれませんね!

 

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