今日はオットーリンク、スーパートーンマスター、Saxmen.jp選定品の紹介です!

 

 

 ジャズテナーサックスの定番、オットーリンクのメタル、スーパートーンマスターです。

今までに何度も紹介してきましたが、現代の物は作りがあまり良くないものが多く、私も数百本と吹いてきましたが、これは!と思うものにはなかなか巡り合えません。

 

 このマウスピースは現在、JJ.Babittという会社で製造されています。

JJ.Babbittでは1975年からオットーリンクの製造を引き継ぎ、現在に至ります。

製造を引き継いだ1975年からしばらくは作りも音も非常に良く、アーリーバビットと呼ばれ、今でも評価が高いです。

その後作りが段々と悪くなり、今では左右のレールの太さが違ったり、先端のディップがなんだか歪んでいたり、変なものがほとんどになってしまいました。

 

 ただ、たくさんの中から選定して選べば、よいものもあるにはあるのです。

プロが選定して販売している物を時々見かけますね。

 

 Saxmen.JPという会社ではオットーリンクなどの定番マウスピースを、左右のレールの高さ等をゲージを使用して、数値的に良い物だけを販売しています。

 

 

 

 

 

 私もマウスピースの高さを測ったことがありますが、リンクのような量産品だと、きちんと左右そろっている物ってまり多くないんですよね。

 左右のレールの高さが異なっているとリードが効率よく振動できないので音が出にくいです。

また低音が出にくいとか音が詰まる等、とても吹きにくいです。

 

 選定品を実際吹いてみると、まるほど良く鳴ります。

そして高音から低音までなかなか鳴らしやすいです。

ただ、音色としては普通の現行のリンクなのですが、効率良く鳴ってくれてコントロールしやすいという感じです。

 

 サックスはパーツが非常に多いため、うまく音が出ないなと思ったときに疑わしいところが多岐にわたります。

 特に初心者にとってはうまく音が出ないと自分が悪いと思ってしまいがちですが、実は他のところが原因であることが多いです。

そういう意味では特に初心者に向いていると言えるかもしれません。

 

 ただ値段が42000円となかなか高価です。

それだけ良いものが無いという事ですかね。

 

ジャズトリガースクール

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