今日はABR、グレートネック、ハードラバー、5☆、アルトマウスピースの紹介です!

 

 

 ARBは、アーノルド・ロス・ブリルハートとエルマー・ビーチラーが立ち上げたマスピースメーカーです。

 

 ブリルハートのマウスピースは1966年にセルマーに買収されます。

さらにブリルハートさんは10年間はマウスピースの製造しないという契約だったそうです。

そして10年たった1977年、新たにブランドを立ち上げます。

それがARBというブランドです。

 

 ARBと言えばグレートネックというマウスピースが有名ですね。

チャーリー・パーカーが使用していたトナリンというマウスピースと同じ素材で出来ているということで話題になりました。

音の感じもトナリンに近いものがあり、なかなか面白いマウスピースです。

とはいってもトナリングレートネックもブリルハートさんが設計したものですから、音の雰囲気が似ているのも当然ですね。

 

 今回の物は形はグレートネックと同じですが、素材がハードラバーという事でちょっと雰囲気が違います。

 

 

 

 

 

 グレートネックと言えばキラキラした音色や圧倒的な音量は無いものの、柔らかくメローな音色が特徴です。

今回のモデルは素材がハードラバーという事で、メローな部分を少しなくした代わりにバリっとした成分が増えた印象です。

また、普通のグレートネックの中の構造が小判のような形であるのに対し、こちらのハードラバーモデルは丸形のラウンドチャンバーになっており、チャンバーの違いも音色に影響を与えてそうです。

 

 グレートネックの音色は好きだけど少しモコっとするなあ、という人には試してみる価値があると思います。

しかしながら、グレートネックの最大の特徴であるメローさが少なくなるので中途半端といえば中途半端ですね。

そのため、あまり使う人は多くなかったようで、今では製造していないようです。

 

ジャズトリガースクール

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