今回はアメセル、マーク6、テナー、14万台の紹介です。
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 セルマーマーク6といえば世界で一番有名なビンテージサックスです。
 
 現在製造されている全てのサックスのお手本になっている楽器で、1954年から1970年代前半くらいまで製造されました。
 
 セルマーといえばフランスの会社ですが当時はアメリカで製造した個体も存在します。
それぞれフラセル、アメセルなんて呼んだりしますね。
(ロンセルもあるらしいですね。)
 
 その中で今回の14万台は1960年代中頃に製造された固体になります。
 
 David Sanbornさんが14万台を使用されていることもありアルトは結構人気があります。
 
 ではテナーの吹き心地はどうでしょう。 
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 マーク6は結構長い期間作られており何度もマイナーチェンジを繰り返しています。個人的な感想ですが前期の楽器は頑張ってパワーをかけた時に音色が開く感じといえるでしょうか。
後期から現代の楽器になるほど楽に音が開くように感じます。
 
 マーク6の14万台はちょうど真ん中に当たりますので後期マーク6と比較すると、音色は割と暗め、パワーもそこそこ必要ですね。
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 ちなみにこのネックの写真、コルクの張ってあるすぐ奥に銀色の丸い部分が見えますでしょうか?
 14万台あたりで昔、電気サックスというものが存在していたそうです。
 サックスにいくつかピックアップをつけて、アンプにつないで音を鳴らすというものです。
 ネックには、穴を開けてピックアップを差し込んで音を拾っていたようです。
 その穴を銀で埋めた跡になります。
 
 電気サックスに選ばれる固体は非常に良く鳴るものが多かったという噂を何度か聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょうか…?

 

 

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