こんにちは
桜の開花だよりも聞かれる今日この頃
また春の嵐があちらこちらで猛威を振るうが
思うところに 咲いて間もなく吹き荒れ 散ってしまうより.............
今日は国内のアルバムからのご紹介をします
かって 大御所カウント・ベイシーは常にこう云っていたそうです
「バンドの中の主役はテナーだ テナーが自由に即興演奏を吹くときにジャズの醍醐味が生じる
それに比べたらリズム・セクションも他のセクションのソリも脇役にすぎない」
勝手な想像にすぎませんが レスター・ヤングへの忖度あっての言葉のように思えてなりません
アルバム「SEA HORSE」 は宮沢昭の最もヒットした作品で
グランド・ホテル浜松でのクリスマス・コンサート(1989.12.21~23)からのライブ音源です
前述のベイシーの大編成での脇役の話にこだわりますが
ここでは竹内晴美(p)が脇役ながらも才を発揮している
地元浜松ならずとも全国に竹内晴美の名を知らしめ
宮沢昭のベスト・アルバムを生んだ要因の一つと思います
サイドの良しあしがアルバムの評価を左右させる良い例と思います
勝手なタイトル付けをするなら「宮沢昭with竹内晴美トリオ」と お叱りを受けそうです
ちなみにbassの竹内俊介はご主人です
今日のjazzは
宮沢昭のアルバムSEA HORSEから「STARDUST」
ホーギー・カーマイケルが失恋の失意のなか夜空を星屑を見て生まれた曲と云われる
このアルバムの全曲良いが この曲がベストと思います
只 音源がライブとあって各曲の尺は長いです
「TAKE THE A TRAIN」はデューク・エリントンの分身とも云われた
ピアニスト ビリー・ストレイホーンが書いた名曲中の名曲
楽団のオープニング・テーマでもあった
宮沢昭の出典は寡黙で「SEA HORSE」では絶賛されるも
ストリングスをバックに吹き込んだ「'Round Midnight」ではムード・テナーと評される
*ムード・テナーを否定するものではない
この頃 話が長い 気を付けます
いつも拙いブログにお越しくださいましてありがとうございます
では.........
宮沢昭 ts
竹内晴美 p
竹内俊介 b
小津昌彦 ds
1989.12.21~23 グランド・ホテル浜松にてライヴ録音
STARDUST
TAKE THE A TRAIN
01 GREEN DOLPHIN STREET
02 IN A SENTIMENTAL MOOD
03 POOR BUTTERFLY
04 BABY SEA HORSE
05 STARDUST
06 TENOR MADNESS
07 I CAN'T GET STARTED
08 TAKE THE A TRAIN
09 IF EVER I WOULD LEAVE YOU
SEA HORSE
竹内晴美 河童のあやまり証文 For Sons(1983年)