今晩は
良いお天気が続いていますが
明日から下り坂のところもありそうです
八位です
'Round About Midnight
”名演”と云われるものにマイルスの係わり合いは非常に多い
挙げていけばこのベスト10の大半はマイルスの名が連なることもありえます
しかし 1969年の「ビッチェズ・ブリュー」辺りから変化があり
七十年代には空白(75年~81年)と云うより 初めて味わう挫折が訪れる
やはりマイルスは60年前後が素晴らしいと思うのであります
四十年代にセロニアス・モンクが書いた名曲「ラウンド・ミッドナイト」
マイルス・クインテットによる歴史的な名演です
この演奏は マイルスがあの有名なマラソン・レコーディングの合間にあたる
9月10日に同じメンバーで録音されたものです
アルバムの中でも特にこの「ラウンド・ミッドナイト」は異彩を放ち突出しています
それはアレンジが際立っていることです マイルス(tp)のシルキーなミュートと
これにまとわりつくようなコルトレーン(ts)のサブトーンによるオブリガードが
文字通り”真夜中の雰囲気”を色濃く漂わせ
時として耳をつんざくようなミュート特有の高音が緊張感を高めてゆく............
今夜のJAZZは
マイルス・デイビスのアルバム『'Round About Midnight』から
名演と誉れ高い『'Round Midnight』をおかけします
この曲のアレンジを担当したのは「ギル・エヴァンス」で
大きく花開くマイルスとギルのコラボレーションの誕生である
'Round Midnight
Miles Davis – trumpet
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Philly Joe Jones – drums
Recorded:October 26, 1955;
album by 'Round About Midnight