4/100 Serves Me Right - C・Adderley & M・Jackson | JAZZをあなたに

Cannonball Adderley

キャノンボール・アダレイは55年にニュー・ヨークの

「カフェ・ボフェミア」で出演中のO・ペティフォードのグループに飛び入りし

メンバーを唖然とさせてしまったと云うエピソードは

ハード・バップ創世記の伝説として語られています

華々しいデビューをしたキャノンボールでしたが

マーキュリーは”第二のパーカー”としての売り出しに失敗してしまいます

また 弟のナット・アダレイと共に新しいコンボを結成するが

たちまち経営困難に陥り解散してしまう

 

どん底からの這い上がりは

58年にマイルスに迎えられるようになってからと云えます

同年に「サムシン・エルス」がキャノンボールのリーダー・アルバムとして発表されます

ただしマイルスがサイドマンと云う扱いになっていますが

実質的なリーダーシップはマイルスがとっています

(このあたりは「サムシン・エルス」の時に...........................)

 

後にコルトレーン色の強いと云われた「キャノンボール・イン・シカゴ」

B・エヴァンスとの「ノウ・ホワット・アイ・ミー」等

サイドマンに恵まれ素晴らしいリーダー・アルバムを残しています

 

今夜のJAZZは

キャノンボール・アダレイのアルバム『Cannonball Adderley with Milt Jackson』から

ピアニスト・バディジョンソンの書いたバーラード『Serves Me Right 』をおかけします

 

ムーディーで伸びのあるなキャノンボールのアルトに

M・ジャクソンの奏でるヴィブラフォーンがより良い雰囲気をかもし出しています

リズム・セクションも豪華です

 

 

Cannonball Adderley with Milt Jackson
Serves Me Right 
Cannonball Adderley - alto saxophone
Milt Jackson - vibes
Wynton Kelly - piano
Percy Heath - bass
Art Blakey - drums
Recorded:October 28, 1958
album by Things Are Getting Better
 

 

実質的なリーダーはマイルスと云われた「SOMETHIN' ELSE」BLP-1595(58年)

 

コルトレーン・カラーが強いと云われた「~in Chicago」(59年)

 

エヴァンスとの甘美なムードを作り上げている「KNOW WHAT I MEAN」

 

初来日録音盤「NIPPON SOUL」(63年・東京産経ホール)

新人ピアニストのジョー・ザビヌルを同行させている

(レコード・ジャケットに違和感があります)