レコーディング前のリハーサル!!
今日は、ニューヨークレコーディングの前に
行ったリハーサルのことを報告します
今まで、レコーディング本番の数日前から
レコーディングメンバー全員集合で
リハーサルを行ったことはありません。
あるとすれば、アレンジャーさんとの打ち合わせだけでした。
(私の場合、ビックバンド…大編成と言うことも理由にあります)
後は、当日のスタジオに全員揃ったところで、何回か練習して、
レコーディングをして1曲完成みたいな感じです(^-^)/
なので、アレンジャーさんとの事前打ち合わせが出来ていれば
私的には全然問題なくて、当日のレコーディングも
さすがプロのミュージシャンの皆さんですから、
少しの練習で、ピタッと合わせて、完璧に演奏してくださいます
10人または16人の皆さんが一度に演奏して…ですよ?
すごいですよね、いつも感動してしまいます。
で、今回は、ロン・カーターさんと、初めての海外アルバムレコーディング
言葉も文化も違う訳で、そりゃ、もう、どうなるか不安でなりませんでした。。。
でも、ファンの皆さんに喜んで貰いたかったから、
自分で出来ることは確実に行って(練習)、
あとは、大大大先輩のロンさんの胸をお借りするつもりで
挑戦しようと思いました。
このプロジェクトは水面下で6月頃からスタートしていました。
ロンさんが日本ツアーでブルーノートにいらっしゃった時に
初めてお会いして、後日、ホテルのレストランで打ち合わせをしました。
そこで選曲や、スケジュールなどを話し合ったのですが
ロンさんが「リハーサルは必要かい?」って聞いてくださって、
(私の心の声が聞こえたのでしょうか…)
私は間髪入れずに「はい!お願いします!!」って必死で答えました(笑)
その後…リハーサルを数日前から行うということで、
私のせいで、ロンさんやミュージシャンの皆さんにご負担を
おかけすることをお願いしてしまったんじゃないかって、
なんだか申し訳なくなったりして…
でもそれと同時に「私、がんばらなくっちゃ」って
気合いが入ったのも事実です
それからしばらくして、アメリカにいるロンさんから
アレンジが届き始めて、日本で12曲分の歌を必死に練習しました
そして場所は変わってニューヨーク
ある日の夜、ロンさんのご自宅にお邪魔して事前の打ち合わせ。
直接、今思っていることや、悩んでいることをお話ししました!
そんな迷える子羊の私にロンさんは…
「大丈夫だよ」って優しく言葉をかけてくださり、
持っている必要のない不安な気持ちは、
あっという間にどっかに飛んで行きましたヾ(@^(∞)^@)ノ
いよいよリハーサル当日。
レコーディングメンバーの皆さんが続々と到着して
緊張しながら皆さんにご挨拶
ホーンアレンジが入っている曲からリハーサルスタートです!
(あっ、ちなみにリハーサル中は集中したかったので
写真は撮っていません…ご了承くださいませ)
日本で、斉田先生と血の滲むような(笑)
練習をしていた甲斐があって、リハーサルはスムーズに
進んでいき、メンバーの皆さんの素晴らしい演奏で
気持ちよく歌いながら、新しいこと発見したりして、
とても充実した練習になりました
何度も言うようですが、世界一!トップクラス!!の
メンバーの皆さんの生演奏で練習なんて…
本当に贅沢以外の何ものでもありません(TωT)
お昼休憩には、ハンバーガーとかサンドウィッチ、
サラダにスープなど、ザ・アメリカなメニューでお腹を満たし、
小休憩の時は、ナッツとかドライフルーツなどを頂きました。
なにせ12曲もあるので、1日目はキリのいいところで
打ち切って、翌日に備えます!
ここで、1日目だけ、ギターのラッセル・マローンさんが
タイへのツアーで欠席されていたため、代わりにお越しくださった…
Ethan Mannさんと記念撮影させて頂きました
ギターの小気味いいサウンドがすごく新鮮でした!
ジャズの曲でギターを起用するのは、
アルバム「Grace」以来です
そして、レコーディングメンバーで、パーカッションの
ローランド・モラレス・マトスさんともパチリ
(これは2日目ですね)
今回かなりの笑いを届けてくださり、
この現場のムードメーカーです
パーカションの演奏も本当にスゴイです
あぁ~早く聴いて貰いたいデスぅ~(≧▽≦)
そして、譜面などを管理してくださった
Donald Vegaさんです
リハーサル中に変更点があったりすると、
ドナルドさんが譜面を修正してくださり、
とってもお世話になりました
写真からもお分かり頂けると思いますが、
皆さん、親切で、優しくて、明るくて、素敵な方ばかり
贅沢なリハーサルは、たくさん笑って、
たくさん勉強になった2日間でした。
そして、いよいよレコーディングが始まるのですが、
私はこの時点でまだ気付いていない、
リハーサルの行った本当の意味が分かるのです。。。
つづく