凄いテク！自由奔放・好き勝手な音・・・

都会的M.ブレッカーを野獣に仕立てた・・・

異常の中の正常なリード奏者！だが、何度もは・・・

一句

　　　“　異常音　音階成せば　正常に　”

③『ミングス・サンバ』(88)
《Ming's Samba/David Murray》
デイヴィッド・マレー(ts,bcl)、ジョン・ヒックス(p)、レイ・ドラモンド(b)、

エド・ブラックウェル(ds)。
《YouTubeリンク：https://youtu.be/XDECyUGsU8Y　》
《David Murray　Blog紹介》
①『Special Edition』(79)　　　②『Album Album』(84)

№1「ジャズの本質、究極の創造性が　」　　　　№2「「まぐれ当り」の５年前？？　」

とにかく巧い、凄まじいテクニック。
マイケル･ブレッカー(ts)のフラジオ音のテクにも驚いたが、それを超える巧さ。
野獣に化けたM.ブレッカーとでもいうのか。
都会的スマート感のM.ブレッカーを野獣に仕立て上げた音で迫る。

一句　　“　マイケルも　テクでは勝てぬ　マレー様　”

多くのマレーのアルバムをYouTubeで聴くが、多様な表現力を有している。
このレコードはサンバ、タンゴ風、２ビート風に３拍子と単調なリズムの曲が多い。
淡々ベースのリズムにのっかり、マレーが自由奔放・好き勝手な音を出しまくる。
そんなアドリヴのレコード。

バスクラだって、テナーの音だってひっ繰り返った音。
悲鳴に、シャックリ、そんな異常音だが、全ての音は音階を成す。
異常の中の正常なリード奏者とも言える。
「おもしれぇ～音」と、感心してレコード１枚を聴く。

だが、何度も聴こうという気にはなれない。

一句　　“　面しれぇ～　感心するが　二度聴かぬ　”

№3 異常？面白い！だが、二度聴かぬ《デイヴィッド・マレー(ts)》

№3　　異常？面白い！だが、二度聴かぬ《デイヴィッド・マレー(ts)》