壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

キスマークご訪問ありがとうございます。
 女性ジャズヴォーカル「ジューン・クリスティー」のレコード紹介です。キスマーク

 

霧に覆われ、スティーにハスキーで魅せ。

速い曲は、“るんるん”都会っぽくダンに。

ドスを効かせ、大人のの街で魅せたり・・

 

一句

“るんんとミスティー・ハスキー・クリスティー”



②『ザ・ミスティー・ミス・クリスティー』(56)
《The Misty Miss Christy/June Christy》
ジューン・クリスティー(vo)、ピート・ルゴロ(otvh)。


《June Christy Blog紹介》
①『Something Cool』(53~55)№1 粋で洒落て、まさにCool
 

《女性ヴォ-カル ブログ紹介》

①『With A ~/Helen Ward』№1 悪ぶりっ子に、“うっ”ときて


アルバム・タイトルの「The Misty ~」。

「ミスティー」って、ジューンの愛称のようだ。
まさに、に覆われた歌声で偲ばせる。

ミスティーなハスキー・ジューンの魅せ場を創っている。

バラードたっぷりで収録したアルバム。

丸ごと「ミスティー」な漂いを描いている。
速いテンポで“るんるん”に聴かせる曲もある。

そんな曲は、会っぽくモダンな感覚でキラキラ輝いている。


当アルバムの聴かせ処は、やっぱバラード。

夜のとばりが下りた都会のビル街を想わせる。

霞んだネオンの灯りのように、“ぼわっ”と声がかぶ。

クールな「格好いい」ジューン。
落ち着いたジャズ感覚と異なり、洒落た々しさが堪らない。

 

一句

“るんんとミスティー・ハスキー・クリスティー”


ところが、一曲だけメチェンな曲がある。

「'Round Midnight」。
有名なセロニアス・モンクの曲である。


この曲は、ミスティー・イメージが遠のく。
ドスの効いたアダルト感のジューン。

低く・低く、低い声で迫ってくる。
瑞々しさ&洒落おつな“粋“を忘れさせ、大人のの街で魅せます。

 

キスマーク「'Round Midnight」 ドスを効かせ、人の夜の街を観せてくれる。