こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。
みなさんは、次のコード表記の明確な違いをご存知ですか?

同じように見えますが、ジャズの世界では、この2つは厳密に区別されています。
1.のスラッシュ表記のコードは「オンコード」と呼ばれ、右手のコードは「F」、ベース音が「ソ」の音を弾くという意味になります。
それに対し、2.の完全な分数表記は「ポリコード」と呼ばれ、右手で「F」のコード、左手は「G」のコードを弾きます。
ちょっとした線の角度で、厳密に意味が変わってきます。
では、なぜこのようなポリコードの分数表記が生まれたのでしょうか?
答えは簡単です。
見やすさの問題です。
2.のポリコードをテンション表記にしてみると・・・
G7(9、11)になります。
テンションを自在に使いこなしている方であれば難しくはないですが、不慣れな人やテンションを見つけ出すのに時間のかかる方にとっては、分数表記の方が見やすくなります。
ほかにも、色々なポリコードがあります。
分母がC7だけでも、以下のようなポリコードがあります。
分子が「A」分母が「C7」
分子が「Gb」分母が「C7」
分子が「Eb」分母が「C7」
分子が「Ab」分母が「C7」
など・・・
テンション入りのコードを覚えるときは、こうした分数の形で覚えるのもありですよ。