ブログってもう殆ど誰も重要視してないと思うんですけど、

他のSNSでは、文字数の問題などから上手く表現できないこともあって、たまには書いてみたくなりますね。

さて、最近はまた随分ハードスケジュールで飛び回っていて漸く落ち着いたところです。

マークアレンフェルトンがすごく頑張って活動しようとしていて、しかも同じバンドを使うことに拘っていて、この２週間でシカゴに行ったり、ワシントンDCに行ったりしてました。

来月はNYのブルーノートにも出ますし、１月には、ブルーノートハワイ、ブルーノート北京、ブルーノート上海にも出演します。

僕の活動をチェックしてくれている方ならご存知かも知れませんが、エリックダリアスは基本的に西海岸のギグ以外は現地採用のミュージシャンを使って寄せ集めのバンドで演奏しています。

なので、僕は彼とシカゴやDC、NYに行ったことはありません。

これは、殆どのアーティストが採用している、採算を重視したやりかたなんですね。

アメリカは広いですから、たとえば、LAのバンドをNYに連れて行くと、ホテル代+旅費だけで、どんなに安く上げても１人500ドルくらいはすると思います。仮に４人連れて行くと2,000ドル。

それに、ミュージシャンのギャラも考えると相当行きます。

なので、よくある話なんです。

マークはバンドを連れて行く、というだけでもう赤字覚悟なんですね。だから、前もってそういう話をちゃんとして、バンドにはこれくらいしか出せないけどなんとか手伝ってもらえないか？ということで運営しています。

マーク自体は勿論キャリアも長いし、実績もありますが、こういう有名クラブを回るようなコネクションはなかったんですが、強力なプロモーターがついて実現しています。

ただ、当然プロモーターの取り分もその分多いわけです。

なので、マークが僕らに支払う額も、正直エリックの３分の１程度です。

LAに残ってローカルのギグをやった方が採算があうくらい。

飛行機も特別割引チケットで取っているので荷物も制限があるし、当然乗り継ぎ便だし、大変です。

もっと言えばホテルも相部屋だし、かなり過酷です。

若いころならまだ良いですけど、僕も４０代後半ですから。笑

じゃあなんでやってるのか。

これはもう、彼の夢とその熱意に賛同してるからってだけです。

あと、やっぱり限られた才能しかこういうことは出来ないんですよ。

それを現場で一緒に経験したいっていうのはありますね。

こういうのはパティオースティンのバンドで良いホテルに泊まらせてもらって悠々ツアーするのとはまた別の醍醐味があります。

あと、周りが皆協力してるんですよね。

色んな人のサポートがある。

シカゴ出身なので、シカゴでは本当にそういうの感じましたし、

同じ人たちがDCにもきて、バンドの移動やら食事やらを世話してくれたり、ちょっと観光させてくれたり。

勿論、好意でやってくれているわけです。

こういうファミリー感覚って改めてスゴいなと思いました。

黒人のコミュならではの感覚かもしれないです。

皆「I got you」というんですけど、任せとけっていう意味です。

というわけで、内部事情を大分リークしちゃいましたけど、笑、

こんな感じで頑張ってます！

（写真はシカゴ在住の日本人フォトグラファー・ジャネット Takayamaさんに頂きました）

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