どんな家族も生活している以上様々な事情を抱えているのですね。
 
幸せそうに見える家族でもそれは表向きだけなだけで、内情は全く違うかもしれない。
 
周りから気の毒そうに見えても、自分たちはささやかな幸せをいくつも上手に搔き集め、大きな幸せを掴んでいる家族なのかもしれない。
 
久しぶりに、蓬莱竜太さんの作品を観ました。
 
家族っていいな・・・
 
ある家族のお話しでした。
 
父、母、長男、次男 長女(末の妹)という家族編成。
 
18年ぶりに家族全員が実家に集まったのですが、ひともんちゃく起こります。
 
親に対する子供の頃からの不満。兄弟お互いに対する不満。夫婦間の不満。
不満だらけ・・・。大声をあげて罵り合う。手をあげそうになる。泣き叫ぶ。
 
けれど家族がいて、言い争える相手がいる・・・というのは、幸せな事でもあるかもしれない・・・
家族だからこそストレートに吐き出してしまえる事・・・
 
喧嘩をするのは労力も必要で少々面倒臭いけれど・・・
 
「消えていくなら朝」
 
良いことも悪いことも、夜に壮大なことを考えても次の朝には思いが半減している。
 
喧嘩した翌朝はちょっとばつが悪いけど「おはよう」って普通に挨拶したりもする。
 
パパ、ママ、妹、私
色々大変な家族だったけど、いてくれるだけで、一緒にいられるだけで
とっても幸せだったんだなと、今は思います。
 
「消えていくなら朝」
辛いお話しだったけど、観てよかった・・・