フランスVSイタリア
サッカーではありません。映画のお話し。
1930年フランス生まれのジャン=リュック・ゴダール
1920年イタリア生まれのフェデリコ・フェリーニ
ほぼ同じ世代の映画監督なんだぁ~
そんな二人の監督にちなんだ映画がこの時期同時に上映されています
ゴダールの奥さんだった人の目線で描かれたお話し。彼女が20歳でゴダールが37歳で結婚。若いのに、難しい人間性のゴダールを包み込めるような包容力に脱帽。
私はかつて、ゴダールの「勝手にしやがれ」のお洒落なイメージに憧れて見たことがあるけれど、なんか残るものがなかった・・・。残ったのはジーン・セバーグのセシルカットくらいです。
もう一回見直してみよっかな~
フェリーニの映画は相当はまりました。
フェリーニの見世物小屋みたいな独特の世界は、初めて見た時は「なんだこりゃ?!」とビックリしたけど
「道」も「8 2/1」も本当に好きな映画です。「8 2/1」のアヌーク・エーメが好き!
同じく、主人公の女性もフェリーニの魅力に取りつかれ、フェリーニに会うために旅に出てしまう女の子のお話しでした。
「道」の中に出てくるセリフで「どんなものだって必ず存在する意味がある。たとえちっちゃな石ころでさえも・・・」
この映画にも使われていて胸が熱くなりました。フェリーニさん、お優しい…。
どちらの映画も女優さんがピュアな魅力を発揮していて惹き込まれました。
私自身ははどちらかというと「フェリーニに恋して」に軍配が上がったかな~
ゴダールさんは現在87歳で御存命だそうですが
「グッバイ・ゴダール」なんて題名・・・しかも、あんな内容・・・
いいのかしら?大丈夫かな~???とちょっと心配です。