4年前の7月に頑固父が亡くなり
その後すぐに連絡がきて、母は2021年9月末から特養へ入所することになりました。
入所した当時はコロナ禍真っ只中で
施設内に入ることも面会も許されず、正直何年も不安な日々が続いていました。
それでも月に一度、10年以上も通い続けた精神科の外来へ連れ出すことを許可して頂き
そこで母に会えることが、りゃんこの心のモチベーションになり唯一の楽しみにもなっていました。
どんな暮らし方をしているのかわからないまま、、
母は立て続けに2度も転倒し頭を何針も縫う大怪我をして、一時は施設を出る覚悟もしました。
その時初めて、施設内を見学させて頂いたり、転倒の際のビデオを見せて頂いたりと、誠意ある行動を示して頂き、そこから私の不信感は少しずつ払拭していきました。
でも昨年8月に緊急搬送され、退院したものの、尿路感染症で3日後には再度入院。
2ヶ月間の入院を経て〝お看取り〟という形で施設へ戻ることになりました。
延命するのかしないのか、、
母であっても、人の命を自分自身が決めなくてはならない、、
独りっきりで判断することへの罪悪感や極度のストレスを感じ、母の退院時のお迎えに行った病棟で熱中症とパニック障害を引き起こし、未だパニック障害の発作に悩むひとりっ子りゃんこです。
その間、施設長さんからは、クリスマス会や行事がある度に「ここで演奏してくれませんか?」とお話を頂き
音楽、歌が大好きだった母に、りゃんこがピアノを弾いたり歌っている姿を少しでも見せてあげられたし、母が嬉しそうに小さく口ずさんでいる姿はきっとずっと忘れないと思います。
そんな母、何度も危機を脱し、1度目のお看取りは半年で異例の⁉︎解除となりましたが
今年の4月には2度目の〝お看取り〟に入りました。
病院の先生からは2〜3週間が限界かも、、
と言われていたのに
ケアマネさんをはじめ、看護師さん、栄養士さん、理学療法士さん、現場で働く沢山の職員さんたちに温かく優しく助けられて
そこから母3ヶ月間も頑張ってくれました。
やっと面会も自由にできるようになって
母と一緒に笑って泣いた、、本当に濃い時間を過ごすことが出来た3ヶ月間でした。
職員さん方は、拘縮した体を丁寧に大事に抱きかかえて何度も向きを変えて下さったり、ゼリーや水分だけでも摂取できるように、ご飯の中身をわざわざ見せてくれて丁寧に説明しながら楽しい雰囲気の中食べさせてくれました。
夜中でも苦しい痰吸引に対応して下さったり
職員さんたちが本当に優しく一生懸命接して下さるのを見て
不信感だらけだった気持ちから
〝ここに入所できて良かった〟と思いました。
1年弱の間で、お看取りと解除を繰り返し
辛い思いも沢山させたし、苦しんだり頑張っている姿を見て涙が止まらず、、
〝もう逃げ出したい〟と正直何度も思いました。
そして
「お母さん、もう頑張らなくて良いんだよ」
、、と本気で思った瞬間に
母は息を引き取りました。
もう頑張らなくていいからね、、
本当に良く頑張ったね、、
今までたくさんの笑顔をありがとう、、
*母の看取りまでの経緯はまだ続きます
母と最後に一緒に見た昨春の八重桜🌸
ヒラヒラと落ちてきた花びらを拾って
母の手にそっと乗せた時の写メ
本日もりゃんこのぼやきを
最後までお付き合い下さり
ありがとうございました😊