わが家の歴史。


9,10,11日と3夜連続であったドラマ。
バタバタとしていて見逃していたのだけれど、
今日は風邪ひいて寝込んでいたので、
落ち着いてテレビを観る。




戦後の日本をある一家の視点から展開したこのドラマ。
なかなかおもしろかったデス。



先日、ブログにも記した「古川緑波」も出ていたりにこ
エノケンを知っていて、なぜ今まで古川緑波を存じ上げなかったのか。
まだまだ、若輩ものでございます・・・泣き


なぜか、名もなき一家のおうちに
力道山や美空ひばり、遠藤周作なんぞが終結していて、
ほくそ笑んでおりました。。。笑




永井荷風が波子と浅草のストリップ劇場の踊り子について
語った言葉が印象的だった。

「世間からみると、彼女達は底辺で生きているように思われるが、彼女達には潔さがある。」


そんな感じの言葉を言っていた。


妙に心に残った言葉だった。




全編を通して出てくる街並み。
家具の古臭さ。
夜のネオン。
女たちのルージュの色。
くるぶしまである長いスカート丈。
車の形。
戦後の空気感。



どれをとっても、なんだか妙に心地よい。
あたしがまだ生まれてもいない時代のことなのに、
なんだか、とっても懐かしい。

いつも、自分が不思議に感じる。




わが家の歴史。
Jazz&Blues Singer *Ai BLOG*

それぞれに、いろいろな人生があって。
ばーちゃんにも。じーちゃんにも。
父さんにも。母さんにも。
妹にも。
そして。あたしにも。

みんなが集まって、
ひとつの家族の歴史ができていく。


あたしが今まで生きてきた時代は
気づけば半分以上が、「平成」の時代。

でも、やっぱり。
あたしにとって、

「昭和」

という時代は、
なくてはならない、大切な時代なのだ。

古臭い。

と思われるのかもしれないけれど、
あたしは、そんな時代が大好きで、愛している。


そして。
昭和という時代の中にこそ、
家族を語る大切な歴史がたくさん詰まっている。
そんな気がするのだ。




かしこ。