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日暮し三昧

趣味の山登りや歴史探訪、好きなジャズの話題を中心に発信したいと思います。

 令和8年の3月5~6日にかけて箱根八里(小田原→三島)を歩く機会が訪れた。

 

 2日がかりで完歩した経験から、箱根を歩きたくても少し自信のない人への参考ポイントがお役に立てれば幸いです。

 

 

     箱根地図

 

 

      距離とタイムスケジュール

 

【5日】

 

 5日は朝早くの新幹線で小田原駅に着きスタート地点の箱根湯本駅までは箱根登山鉄道に乗り9時16分に着いた。

 

 

  箱根湯本駅

 

 三枚橋を経由して箱根旧街道を歩き始めると晴れているのに風が冷たくウィンドヤッケを着てのスタートとなった。

 

 

      三枚橋

 

 

        箱根湯本~女転ばし坂

 

 旧道と言ってもだらだら坂が続く県道の舗装道路がメインで狭い道路で車を除けながら歩くのはなかなか大変でペースが上がらない。

 それでもしばらく歩くと最初の「これから石畳」の入り口に入ることが出来た。

 

 

 

 思ったより石畳は平滑でトレッキングシューズを履いていれば滑る感じはしなかったが雨の後は要注意である。

 

 しばらく歩いて公衆トイレを過ぎると須雲川自然探勝歩道に入る。

 

 

 

 やがて畑宿への分岐標識から須雲川の狭い丸木橋を越えて対岸へとを渡ってゆく。

 

  

 

 

   割石坂~白水坂

 

 舗装道路に出てから割石坂への入口は分かりにくいので注意!

 

 

   割石坂説明板

 

 2日前の大雨で通行止めの旧道をう回して県道をゆくと畑宿の集落へと到達する。

    

 

   畑宿本陣跡

 お昼には畑宿へ着き寄せ木細工店のベンチをお借りしてジャムパンとジェルでエネルギーの補給をした。

 

 

畑宿名物の七曲りの地図看板を見てこれからの難所を覚悟して歩き出すとすぐに畑宿一里塚が見えてきた。

 

 

    畑宿一里塚

 

 いよいよ急こう配で旅人がくるみほどの涙を流したという樫の木坂の急な階段が出てきた。

 

 

    樫木坂

 何か所も階段があったが、ここは山歩きで段差のある坂を疲れないで登るコツを知っていたのでいつの間にか見晴茶屋へと着いた。

 

 

   見晴茶屋展望台

 

 見晴茶屋で相模湾を展望した後は混雑していたそば処「兎月」には立ち寄らず次の「甘酒茶屋」に向かった。

 

 しかしここから直ぐ着くと思っていた甘酒茶屋には猿滑坂や追込坂といった登り坂が続き到着には1時間近くもかかった。

 

 

   甘酒茶屋

 

 甘酒茶屋は江戸時代から十三代続く茶屋で甘酒は旅人の栄養補給の飲物として人気があった。

 

 

  うぐいす餅と甘酒

 

 

 

 早速うぐいす餅と甘酒(1,100円)を注文して、まるで江戸時代にタイムスリップしたような店内では餅と甘酒の美味しさでやすらげた。

 

 店を出てしばらく最後の峠に向けて石畳を登ってゆくと箱根馬子唄碑が表れた。

 

 

 箱根馬子唄碑 「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」 

 

 この峠を越えると芦ノ湖に近づき権現坂にかけて下りの石畳となるが疲れた膝には突起の多い石畳は苦痛にも感じた。

 

   

  権現坂

 

 ようやく今日の宿泊予定であるホテル「Rohen  Asinoko」に15時に到着した。

 ホテルには暖炉があり芦ノ湖の周辺では良心的な値段なのか泊り客のほとんどは外人さんであった。

 

 

 ドミトリールームを利用したが居心地が良く美味しい料理とクラフトウイスキーの水割などを飲んでくつろいだ。

 

 

 

 

【6日】

 6日も幸い天気に恵まれ朝食のバイキングを済ませて8時20分にはホテルを出て芦ノ湖湖畔の旧街道を歩き始めた。

 

     天ケ石坂~箱根峠

 

 ※箱根峠から三島までは箱根観光の地図が無いので国土交通省が提供している箱根八里の案内図を添付します。

 

   芦ノ湖~山中城

 

 芦ノ湖湖畔では遊覧船や箱根山を臨んでから箱根の杉並木へと入った。

 
 
       海賊船と箱根山
 
 そして9時20分には箱根関所に着くと温泉饅頭を食べながら関所を通過する。
 
 
 
 
 
 そのあと道間違えで山の神地点で緩いカーブを右折するところを直進してしまった。
 途中で気が付き国道を戻り旧道に入り直したので20分近くロスしてしまった。(標識が無く要注意の分岐点である)
 
 それからは石畳の先の国道の下をくぐり抜けて箱根峠の手前で芦ノ湖に別れを告げた。
 
 
  芦ノ湖
 
 結局、箱根峠へは予定より1時間遅れで到着し、くたびれ直しに峠の休憩所で補給をして元気を取り戻した。
 
 箱根峠からは国道に並んで走る旧街道をひたすら下ることになるがデコボコした石畳は歩きにくくスピードが出せない。
 
 それでも雲助徳利の墓を過ぎると下りなのか予定どおり12時には山中城跡に着き広場のお店で天ぷらそばを食べて元気を取り戻した。
 
  
     案内所(食事あり)
 
 山中城跡は時間の関係で立ち寄りませんでしたが、北条氏の造った障子堀の見事なワッフル模様を載せておきます。
 
  
       山中城障子堀
 
 お昼を済ませてまた単調な石畳の街道をひたすら下る。途中富士山が見えるスカイウオークを横目にどんどん先へと下る。
 
  山中城跡~三島

 
 松雲寺を過ぎ三島に近づいてくると勾配は緩くなるが石畳は延々と続く。
 国道1号線を交差して三島の市街地が近づいてくると少しほっとした気持ちになる。
 
 最後に立ち寄った三嶋大社は頼朝の祈願の云われのある立派な神社であった。
 
 
   三嶋大社
 
 それでも終点の三島駅には15時55分に着き、箱根峠前のロスがあったがほぼ計画どおりに歩くことができた。
 
【参考ポイント】
 ここでは箱根八里歩きを成功させるポイントを自分の経験からあげてみます。
 
①まずGPSアプリ(YAMAP)を使用し分岐点毎のチェックで道間違えを防ぐことができます。(もし迷っても大きなロスを防げる)
 
②箱根八里のYouTube動画が多数出ていますので見ておくと予習ができます。
 
③箱根は石畳が多く雨のあとは滑るのでトレッキングシューズをお勧めします。(突起にも強い)
 
④トレッキングポールもバランスや推進力の補助にも役に立ちます。
 
【楽しんで歩こう】
 
①箱根から富士が見えるビューポイントを覚えておこう
 
   
    芦ノ湖から
  
    恩賜箱根公園から
 
②箱根火山の成り立ちを知ろう
 
 箱根火山は約40万年前から複数回の爆発的噴火を繰り返して2度のカルデラ形成による外輪山と約3000年前の神山の崩壊から芦ノ湖ができて現在にいたる
 
 
 
 
 それではこのブログを見てくれた皆さんが箱根八里を完歩できることを祈りまして終わりにしたいと思います。