せつないね(2) | JazzSaxが好きのブログ

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来月7月3日から、順次新札に切り替わっていく。樋口一葉の5000円も新札が入手困難になるだろうから、先日銀行で新札の5000円札に両替してもらった。(なんと両替には手数料を取られた。)
お札といえば、最近シワシワというかクシャクシャいうか、折り目の深く入ったお札が目につくようになった。精算機やATMで出てくるお札はそんなのばかリということもある。
 

コンパクトな財布にお札を折りたたんで収納してる人が増えたからだろうか。長財布派としてはお金は大切に扱いたいと思っているのだが若い人を中心にあまり関心がないのだろうか。


ところで樋口一葉であるがここ2,3カ月作品や日記ものを読んだり、近場のゆかりの地にも行ったりした。特に印象的だったのは日記。貧困で、収入も見込ねない中、家長として何とか家族(母、妹)を養っていくために限度を超えた過酷な生活、執筆活動を続ける様、極貧の中現実を受け入れ、内面の成長にこだわった姿などが赤裸々に語られている。(文語体のため現代語訳の日記本があったが、今は絶版、図書館にあったので借りて読んだ)

 

例えば
・命ある限りはどんな苦しみにも耐え、頑張って学問をしたいと思う。 眠気覚ましに真冬に氷のような水を頭からかぶり、腿のあたりを錐で刺し・・・


・このような時代に生れ合わせた者として、何もしないで一生を終えてようのでしょうか。何をなすべきかを考え、その道をひたすら歩んで行くだけです。
 

・力もない女が何を思い立ったところでどうにもならないとは分かってはいるが、私は今日一日だけの安楽にふけって百年後の憂えを考えないものではない。

 

いつまでも穏やかな日々が続きますように。いつまでも元気でね。