【常識を覆すBMW「GINA」 ボディーに使用された素材は◯◯!】

BMW GINAとは?

BMWが6年かけて作ったコンセプトカー「GINA(ジーナ)」、その外観にびっくりした方も多いでしょう。コンセプトカーとは、自動車デザイナーが形にしたいもの作りたいものを表現するためのもの。そのため、実際に販売する車にはみられない斬新で面白いものが多いですが、その中でも特に異彩を放っているのがこのGINAです。見た目から既に車とは一線画すような近未来を思わせるデザイン!なんと、ウインクをするなど変形もしちゃいます!では、どういった仕組みで変形するのかご説明しましょう。

どんなもの?

何と言ってもこのGINA、素材が布製なのです!コンセプトカーとはいえ、BMWは従来の車の概念を覆すことをやってくれます。そのGINAのボディーはアルミのフレームをストレッチ性に富んだ「ライクラ」という布で覆っており、ポリウレタンでコーティングし、耐久性・弾力性があるので触った感じは生き物のよう。さらに、電気と油圧によって変形を可能にさせています。その結果、ボンネットルームはスリットからチラ見えし、ライトはウインクするように開閉するといった自由な発想を現実のものとしました。なんと、車の乗り降りがしやすいようにも変形できるので、どのような体型の方にも乗りやすくなっている車なのです。また、ドアを開けたい時や給油したい時などドライバーの必要に応じて変形しますが、ライクラにシワが寄ることで破れたりするようなことはありません。安全面がクリアでき実用化されれば、よりこの車が身近になると思いませんか?

今後の展開について

布で覆われてはいますが、構造としては重量を均一に分布した骨組みになっており、普通に走行する車と安全性は変わりません。ですが、やはり現状一般向けに販売する予定はないそうです。残念な気持ちはありますが、今後のデザインに用いる可能性をBMW社は示唆をしていましたので、いずれ違う形で日の目をみることになるかもしれませんね。