
【毎週水曜日JFOLKS車物語】おはようございます、Jです!
本日の車物語は「 Waiting for something 」
Here we go!
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その女性は誰かを待っていた
しかし、この2日間誰も現れなかった
でも絶対誰かを待ってるぞ
僕は海の家でバイトしている高校2年生
僕が今まで会ったことないずっとずっと大人の女性だった
「誰か待ってるんですか?」
彼女は黙って微笑んだだけだった
その日の夕方僕は彼女が忘れたサングラスを届けに
「ありがとう。」
「私はねぇ、誰も待ってないのよ」
「でも、君には私が待っているように見えたのね?」
「はい」
「待ちくたびれたせい…」
「そして私は待つ女になった」
「ひとりでマティーニを飲んでいても、ひとりレストランでパスタを食べていても、待つ女に見えてしまう」
「でも、今は待っていたわ、君をね…」
「人は誰かを待っている…」
”人は誰かを待っている”
僕は何度も呟いた…
翌日僕は彼女に言った
「人でなくても待っています」
「あの岩の上の海鳥たちは3ノットの上昇気流を、向こうの港は昔から風を待っていた…」
「風待ち港です」
本当は『僕はあなたを待ってました』と言いたかったんだけどなぁ
駐車場に水面を映したように美しいBMWのオープンカーが止まり1人の紳士がおりてきた。
紳士は革靴のまま砂浜を歩きビーチパラソルへ
女性の隣に座って海を眺めていた
あれは一体誰なんだ?
何を話しているんだろう?
「待って!!」
ブルーのBMWはそのまま走り去り、彼女はその場に泣き崩れた…
翌日僕は彼女を駅まで送って行った
「嘘ついていたわ、誰も待っていないなんて。あの男を忘れようと来た海だったのにね…」
「もう待つ人はいない…」
サングラスの奥の目は赤く腫れていた
「でもいい男よ、時々嫌な男になったけど…」
「いいえ、私の方が嫌な女になることが多かったわ…」
「あなたの住む街まで行ってみようかな、今日バイト休みだし」
「OKじゃ送って下さる?」
「はいっ!」
駅までの道のりにブルーのBMWが止まっていた
「はい、荷物! 待ってますよ!」
「2、3分待たせてもイイじゃない、私は12年も待ったのよ」
「12年…」
「ありがとう、さようなら」
Chu!
僕の右頬に小さな夏を残して彼女は、はじかれたように駆け出した
待っていた男の腕の中に、僕はその光景を眺めていた
そして振り返り僕は駆け出した
僕を待っている海に向かって…
Escape and become free.
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