Jの黄金比率
J FOLKSの車の豆知識
「タイヤ表記の見方」

タイヤの外周には必ず表記があります。
この表記をみるだけで、タイヤの大きさはもちろん、基本的な性能までわかるようになってます。
添付画像は、ボクスターのタイヤですが「205/50ZR17 93W」と表記されています。...

この場合、205=タイヤ幅(mm)50=偏平率(%)Z=大した意味なし R=タイヤ構造(Rはラジアルタイヤ 無表記はバイアスタイヤ)17=タイヤ内周の径(インチ) 93=ロードインデックス(どれだけの負荷に耐えられるか?)W=使用可能な最高速度 となります。

Zは大した意味がないと書きましたが、この記号は昔の基準の「使用可能最高速度」です。

タイヤには元々、スピード表記というものがありませんでした。

しかし、性能が向上すると最高速度もどんどん高くなり、今までのタイヤではスピードに耐えられず破裂するようになってしまいました。

そこで、「高速に対応しているタイヤ」という意味で、構造を表す「R」の前に記号を入れることにしました。

最初にできた速度記号は「S」。 構造を表す「R」の前につけて「SR」という表記に。ちなみに「S」の使用可能最高速度は180キロです。

「S」の意味はSPEEDじゃないかな?と。SR=スピードタイヤですよ!とかいう意味じゃないですかね?

その後、さらに高性能な「H」表記がでました。 おそらくHIGH SPEEDとかね。使用可能最高速度は210キロ。

最後には「Z」表記がでました。アルファベットの最後の文字ですから、「究極」とか「これ以上はない」という意味でつけたんでしょう。 仕様可能最高速度は240キロ!

ですが、現代は240キロ以上出る車はたくさんあります。

アルファベットを使い切ってしまったので、表記場所を一番最後にし、アルファベットも変更しました。

現在はL(120キロ)~Y(300キロ超)まであります。

なので、ZRという表記は本来ははないのですが、今は「240キロ以上でロードインデックスに耐えられる性能を有する」という意味があるらしいです。

なので、ボクスターのタイヤは、幅が205ミリでタイヤの偏平率が205ミリに対して50%で、17インチのホイールに装着できて、240キロ以上の速度でもタイヤ1本あたり650キロの負荷にたえられて、時速270キロまでは問題なし!というなんとも長ったらしいことがわかるんですね。。

ちなみにスタッドレスタイヤの速度記号は、ほぼすべてのタイヤで「Q」となってます。 Qというのは160キロなので、雪がなくてもスピードはほどほどに・・ということですね。

今日はこのへんで。

Be happy! Be easy!