ADHD が怒られてしまう原因って何でしょうか。
ものをよく無くす。忘れる。
短期タスク、時間の管理ができない。
考えがまとまらず、同じところを何往復もする。
興味のあることに集中しすぎてしまい、優先度を間違えてしまう。
これらは僕らがよく怒られること、だけど気をつけていても治せないものですよね。
こうした現象はなぜ起こってしまうのでしょうか。
私は、その原因はこれだと思っています。
頭のメモリが少ないことがうむ、頭の混乱です。
メモリとは何でしょうか。
IT用語に馴染みがある方はピンと来るかもしれませんが、これは頭の作業机、作業スペースです。
どういうことかと言うと、頭の中にテーブルがあるとイメージしてください。
人が物を考えるとき、そのテーブル上に処理対象を乗せて処理していきます。
で、ADHDは、この作業机のスペース・面積が他の人より狭いのです。
ADHD も机の上にあるものを処理する速度自体は他の人と変わらないか、もしかしたら早いくらいかもしれません。
ですが、その作業スペースが小さいので、一度にその上に開いておける対象が普通の人より少ないのです。
どういうことかというと、普通の人はその面積が広いので、やらなきゃいけないことと、作業スケジュール、参考書と開いておき、
「あれをやりながらこれをやる、このタスクが終わったら、気が重いけどあれを終わらせないと明日怒られるな、あ、10分後には●●さんに電話をかけよう」
という並行処理がある程度できるのですが、僕らは
「今はこれをやって・・・・、、えっと、次はあれだっけな。まあいいやこの作業は楽しいし今はこれをやろう。」
という感じになり、処理できるタスクが少ないのです。
上記はタスクだけを例にとりましたが、タスクに加えて焦りや不安、重要じゃない雑念という他の要因が発生した時に、頭がいっぱいになりやすく、本来集中してやらなきゃいけないことを見誤りやすいということがあります。
こうした原因によって、冒頭に紹介した様なADHD 特有の不注意・多動症状が起きやすくなっていると私は考えています。
これはつらいですよね。
何がって、わかっていても脳の性質なので、変えられないのがつらい。
ですが僕らの人生は続いて生きます。
原因がわかったので、それに対する対応策も考えられます。
ADHDをこうした性質を強みに変えるためには、何が必要なのか。
基本的な考え方としては、脳内の作業テーブルを雑念やマイナス感情で占めない為に、こうした要素をいかに排除・最小化するかということが大事になります。
次回は、その具体的な考え方についてお話します。