物静かで穏やなアフリカ系の男性ラファさんと
おしゃべり好きなパリマダムのマリさん

マリさんは日本人のわたしに興味津々?
というか
会話に入れてくれようと気づかってくれたのだと思いますが、
もう序盤から質問されまくりました。
質問その1
「日本では女の子が男の子を誘ったりする?」
する?
しますよね、最近は?
と思ったので、
「最近はしますよ。人によりますけどね」
と答えました。
わたしのフランス語が達者なら、
「肉食系女子」
(まだ死語じゃないですよね?死語?日本は流行り廃りが早くてついてけないのですが)
について説明したのですが、
そもそも日本語で定義を説明することさえできないのでやめました。
質問その2
「わたしたちは健康のためにBIO(フランスで最近流行ってる健康志向食品)を選んだり、ドラッグストアでサプリメントを買ったりするんだけど、日本ではどうしてるの?」
ど…どうしてるの?
これには困りました。
困った結果、
「わたしの両親は毎朝ウォーキングをしてます。スポーツしてる人が多いと思います」
と答えてしまいました。
でも多いですよね?
健康のためにスポーツしてる人!
(多いって言って)

質問その3
「日本ではよくティ・セレモニーをするの?」
ティ…ティ・セレモニー?
と思ったところで、
マリさんがいわゆる茶道の仕草をしたので…
「しませんよー
あれはすっごく難しくて、作法がいっぱいあるんです。だから特別な人たちしかやりません。わたしも経験ないですよ」と答えたら、
すかさず
「どんな人がやるの?」
どんな人…?
「作法を教えてる先生が、生徒さんたちを呼んでティ・セレモニーをしたりするくらい…かな?たぶん」
た…たぶん

質問その4
「日本ではゼンをするのよね?」
???
「ゼンってなんですか?」
(もうほんと、日本の恥をふりまいて申し訳ありません)
マリさんが胡坐をかいて手を合わせたので、
あ!禅?!
なるほど!!
「いや、しません。ふつうはしません」
「そうよね。あれは宗教儀式だものね。宗教家(お坊さんてことだと解釈しました)だけしかやらないの?」
ここで終わりにしときゃいいのに
なぜか続けてしまったわたし…
「いや、基本的には宗教家だけですけどね、最近では若い女性がダイエットのために禅のお寺に行ったりしますよ。わたしは行ったことないですけど」
行きますよね?!
禅寺にダイエット修行!
とまぁ
間違った日本文化を教えてしまった気がしてならないのですが…
自国の文化を突然説明することになったら
だれだってこんなもんですよね?ね?

ちなみに
これより数日前、
ワインをこぼしたマダムが思わず
「メルドゥ!あ…悪い言葉使っちゃった。日本語ではなんて言うの?」
と聞いてきたので
「『ちっ』とか『くそっ』とか…でも悪い言葉だよ」
「そうよ!『メルドゥ』は悪い言葉だもの」
という出来事があったのですが、
マダムは何度も
「『くそっ』、『くそっ』」
と繰り返して練習していました。
悪い日本語教えちゃったけど
日本に遊びに来たときに使っちゃダメですよ

さて、
ホームパーティではその後
お食事が始まり、
お仕事関係に話題が移って安心していたのですが、
さらに話題は食べ物や嗜好について流れてゆきました。
マダムが
「わたしは若い頃はパイプを吸っていたの。今はすごくいい香のタバコを見つけてそれを吸ってるのよ」
フランスは喫煙率が高いのです。
現在では店内などの閉鎖空間での喫煙は禁止になりましたが、
外ではみんな喫煙しまくりですし
日本のように女性が喫煙することに対する暗黙の嫌悪感は基本的にはありません。
そこで今まで穏やかだったラファさんが
「若い女性ならともかく、年配の女性がタバコを吸うのはよくない」
マダムはぴくり!
喫煙について性別や年齢は関係ないとの反論が始まりました。
もうね、
ワイングラスをひっくり返すほどの大激論なのです。
ビクビクしてるわたしに気づいたマリさんが
「もうやめなさいよ。日本流じゃないわ」
う…うん!
確かに日本流じゃない!
終わらないマダムとラファさんの激論大会に
マリさんは呆れ顔。
わたしはうつむいて食事を続けていたのですが、
うっかりワインを気管につまらせてむせてしまいました。
ゲホゲホやってるわたしを心配した
マダムとラファさんは
激論大会を中断。
グッジョブわたし

興がそがれたのか、
その後はラファさんが持ってきてくれたデザートのパイナップルに話題が移り、
ふたたびの和気あいあい

あれだけの大激論をかわしていたのに
さっぱり仲良しにもどれちゃうのは
すてきな文化だなって思いました。
日本じゃこうはいきませんもんね!
日本人は空気を読むことが得意で
気づかいのできる国民性ですから
そもそも大激論までいくこと自体が少ない…
…ですよね?!
さてさて、
「2014年パリ滞在記」も今回が最終回です。
1ヶ月あまりのおつき合い、
まことにありがとうございましたm(__)m
どこそこの史料館や図書館に行ったなんて楽しくもない話ですし、
休日に遊びに行ったのもルーブル、オルセー、ヴェルサイユのような華やかな場所ではありませんでした。
写真も得手ではありませんしね。
こんな独断と偏見に満ちた独り言を読んでくれたみなさま、
特にコメントまでくださった
まめちゃん
ミニカちゃん、
感謝いっぱいです。
来年また、
「2015年パリ滞在記」を書けたらどんなに嬉しいかと思いますが、
いまだ未定です。
それまでコツコツお金を貯め、
ひっそり論文を書き、
なんとか奨学金を探したいと思います。
それではまた

ファーミーで会いましょう(笑)




































