今日、同じ病室の2人が退院していった
今いる病室は6人部屋
残り3人
退院していったひとりは高校3年生のサッカー部
オレと同じ日に入院し、同じ日に手術をした
彼は左手を骨折したらしい
礼儀正しい学生で、いつも勉強をしていた
サッカー部のチームメイトも大勢見舞いに来ていた
その中の1人がパイナップルを持ってきた
どこで買ってきたのか葉っぱの茂った「ザ・パイナップル!!」っていう感じのやつ
明らかにここでは食べれないやつだ
なんか笑えた
なんか心があったかくなった
自分の小遣いで買ってきたのだと思うと
かわいいね
もう1人のかたは白髪のお爺さん
白内障で左目を手術したらしい
手術後、片目に透明なプラスチックみたいなものを付けていた
なんだかそれがドラゴンボールのサイヤ人が付けているスカウターみたいでちょっとカッコよかった
そして、いつもプリンを食べていた
どこどこのプリンは高いけど美味しくない! ここのは安くて美味しい!!
っと言いながらいつもプリンをすすっていた
どこのプリンだったのだろう
気になった
慣れた顔ぶれが居なくなるのは寂しいね
2人が退室するとき、「お大事に!」と声をかけた
それはお前だろっ!と自分にツッコんだ
窓から見える桜は、ようやく花を咲かせそうである