その瞬間は
突然だった

休憩中
介護スタッフの彼と話をしていた

最近、ピリピリしている上司に
トバッチリのようにガミガミ言われたワタシ


『かわいそうに…タイヘンだったねぇ』
     なんてアチコチで言われ

でも本人
そんな言うほど気にしていない ニヤリおい

『ムカシに比べたら、ストレスも流せるようになったし、あんまイライラしないなぁ~』とワタシ

『ココロが広いですね~』と彼

それよりも
隣設するグループホームのスタッフや
デイサービスへの送迎の運転手さんからも
『タイヘンだったんだって?』と言われるという…

そんな話が
拡散していることの方がコワイよ~ヤレヤレ



『生きてるとさ
もっとタイヘンなこともあるのにね
人生観、変わったよ…』

彼『ですよね~
    …え?
     ○○さん、私のこと知ってるんですか?』

『ん?何が?』

彼『私のこと、どこまで知ってるんですか?』

『…?だから何?何のこと?』

彼『…見た目で分からないですか?
                              頭…』

『…特に…💧』

(彼は "斎藤さん"に似ている おやじ
34~5歳らしいけど、そういうヒトもいると思うし…)

彼『私、サバイバーなんですよ…』

『… 』

言葉にならなかった
そこで
実は、ワタシもね…って言えなかった

彼は
悪性リンパ腫だったそう
29歳で発症
1年間の抗がん剤治療

『でも、5年経ちましたから~』と
表情は、明るい

『あの頃の辛さを考えたら
                          今なんてぜんぜん❗』と

彼は、介護スタッフのリーダーなので
何かとタメ息が多いけどぷぷ

確かにね
キモチは、同じだ

でも"サバイバー"なんて言葉
普通なら出てこないだろうし
経験者じゃなければ
出てもワカラナイんじゃないかな…

そこから
5年生存率 やら
経過観察 やら
抗がん剤○クール やら…

フツーに話してるワタシたち

逆に
彼の方が
ワタシもサバイバーだということ
知ってるのか…?
なんて思いながら…

『生えてこないんですよね…』って
アタマ、撫でながら…

抗がん剤のせいだったのね…💧


こんな近くに
サバイバーが居たなんて
種類は、違っても
彼は、希望の星🌠だな
ワタシは、やっと3年経過


そういえば
彼、お昼は
いつも"玄米オニギリ"だなぁ…ふわぁ