■「国債を大量に発行してインフレにするのは超スーパー大増税 1ドルが200円とは言わないまでも、円安の元インフレが続くと銀行に預金している国民は大損することになる。
ただ物価が2倍になれば、今ある国の借金の相対的な量が二分の一にもなる。
この10年国債を買い続け市場に金を回すことに躍起になり財政再建に目をつぶり続けた国の無作為はそれを狙っているのではないか…と疑いたくもなる。
戦後まもなくに取った政策、銀行に置いていた財産に9割の税をかけるのと同じことになりかねない。
1ドル=200円の超円安で預金がおろせなくなる?【報道1930】
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歯止めの効かない円安と物価高騰が国民生活を脅かしている日本…。
“経済政策に打ち出の小槌はない”と言われる中、政府・日本銀行は“円安を受け入れ続ける”か“長期金利を引き上げる”か究極の選択を強いられている。
しかし今、急激に金利を上げれば債務超過、つまり日本を企業に例えるなら倒産の可能性もある。
何しろ日本の借金(国債の発行残高)は1200兆円を超えている。
金利政府の総債務残高のGDP比は252%でスーダンに次いで世界で二番目悪い。
つまり借金(国債)で保っているわけで、金利が上がれば利息の支払いだけで膨大な支出となる。
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結局“国が倒産するより円高容認の方がマシ”となれば、1ドル200円なんて時代が来ないとも限らない。
そこで今回は怖い未来を想像してみた…。
■「今月に入って牛肉は献立から消えた」 円安が進めば物価はさらに高騰し、ひいては国力の低下にもつながるのだが、未来の話をするまでもなく既に円安の影響は各所で深刻な事態を招いている。
その1例として、ある小学校を訪ねた。
宮城県富谷市の成田小学校を給食の時間に訪問した。
この日の献立は“鳥そぼろ丼”“ブロッコリーのおかか和え”“豚汁”そして牛乳だ。
給食の予算は1食300円。円安の中、給食担当者は知恵を絞っていた…。
富谷市学校給食センター 高橋佐恵 栄養教諭 「(そぼろの)ひき肉もむね肉ともも肉を混ぜて使用しています。
やはりむね肉の方が安価で、食味的にはもも肉の方が美味しくできると思うんですが、むね肉を混ぜることで価格を抑えるという工夫をしています」 豚汁では肉を減らし、豆腐を増やすことで蛋白質を減らさずに価格を抑えるなどして1食あたり14円節約した。
輸入飼料の高騰でもともと肉の価格が値上がりしているところに円安が輪をかけた。
今月に入って牛肉は献立から消えたという。 富谷市学校給食センター 高橋佐恵 栄養教諭 「(牛乳は)6円近く値上がりしています。1食単価の中で(欠かせない)牛乳の占める割合が増えるとおかずを少し節約する必要が出てくる…。このまま食材の値上がりが続けば、子どもの健康状態に影響を及ぼすのではないかと懸念しています」
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