ほーんと久しぶりに美術館に行った。

百貨店でやってる催物には行ってたけど、美術館にて絵画をみたのは久しぶり。

6年は余裕で行ってない。

なんか随分とご無沙汰してたなあ。

休みの日に美術館に行くのが億劫になってたんね。

でも、久々に行くと、やっぱり、あの空間は好きだなあって思った。


美術館が好きなのは、人が多くっても五月蠅く無いトコ。

皆、他人の事は気にしないのがお約束の世界なんだよね。

人にぶつからない限りは、自分の世界にどっぷり。

だから、美術館は一人で行くに限る。


天井が高くって、静かで、聴こえるのは靴音のみ。

人が多いのに、匂いもしない。

自分の世界に入っており、他人のことが見えなくなる世界。

沢山の人の中で一人ぼっちという気になりそうだけど、基本的に美術館では皆一人。

それが心地よい。


学生の頃から、美術館に行く時は着飾っちゃう。

いつものラフな格好ではなく、ちょっとお出掛けの服にする。

いつもと違う自分で、初めての絵画にご対面。

ちょっとした礼儀のようなもん。


モディリアーニ展に行ってきたんだけど、久々に美術館に行くと、人間ウオッチの方が面白かった。

久しぶりの美術館てこともあって、いつもと違う見方ができた。
皆、自分と絵との距離感が微妙に違う。

端から観る人、真ん中から見る人、それぞれ。

メチャ近くで観ている人も居れば、かなり離れた位置で観てる人もいる。

1枚の絵を見る速度も、面白いほど違う。

カップルで来てても、速度が違う様なので、一緒に観て回らないカップルもいる。

あと、絵画の説明文に時間をかけて真剣に読んでいても、絵画事態は殆ど見ずにさっさと立ち去るおばちゃんも(笑)

あたしは美術館に行くと、全ての荷物をコインロッカーに預けて、鍵のみ持ち歩く派。

でも、そうじゃない人の方が多い。

疲れないんかなあ。


そして、肝心のモディリアーニ展は、彼の素描が中心というか、多かった。

あんまり素描を見るのは好きじゃないけど、今回は面白かった。

お茶目な素描も多かったし。

初めてみる彼の素描は興味深い。

2冊のスケッチブックからの出典だというころもあったかもしれんけど、人物画ばっかし。

殆どの人物画が無表情だと言われているけど、こうやって見ると、人物をモチーフにした作品が多い。

それもデッサンの段階だと、意外と表情豊かなん。

素人から見ると、狂ってるんじゃないと思うデッサンでも、なんか妙に味があったりするし。

面白い~


新聞に書いている絵もあった。

フランス語(イタリア語か?)新聞の上に書くと御洒落に見えるから不思議。

西洋人から見たら、日本語や中国語の新聞の上に書いた絵って、御洒落に見えるのかもね。


以前に見た彼の展示は、ユダヤ系である出自に焦点が置かれてて、暗い雰囲気で重苦しかった。

でも、今回はジャンコクトーや、マリーローランサンとの交流を示唆する資料・絵画も展示されてて、興味深かく見れた。

特に「カリアテッド」シリーズは、素晴らしかった。

力強い線に、画面から迫る無表情の仮面のギリシャ女神に圧倒された。

柱を支えるのが男性じゃなくって、女性なのも興味深い。


姫路でも別のモディリアーニ展をしてたんで、行きゃ良かったと後悔した。

今は、神戸でコロー展をやってる。

今度は、邪魔くさがらずに行ってみようかな。