さっき、テレビで「女たちの中国」て特番をやってた。
それで思い出したんが、「南京路に花吹雪」。
あたし、「流転の王妃の昭和史」も「夕日よ止まれ」も「李香蘭 私の半生」も読んでる。
何れも同じ時代に生きた女性を主人公に書かれた小説等。
本人が書いてる小説もあり、それぞれに感動した覚えがある。
でも、一番、思い出したんは、漫画なん。。
これって、読んだ時代が影響するんかなあ。
あたしが「南京路に花吹雪」を読んだのは多感な中学時代だったからだと思う。
この漫画、どこまでも救いようがない重く暗い空気が特徴。
抗日活動が盛んだった、諜報活動が盛んだった上海が舞台だから仕方が無い。
二つの祖国をもつ黄子満と、本郷さんという新聞記者を中心に描かれている。
捨てられない自分の祖国に悩み、自分の存在について悩む主人公が悲しい。
美男子の黄子満がいなかったら、どこが少女漫画なんだと思うくらい、重い内容。
歴史を作ろうとした、変えようと、もがいた男達が生きていた世界が描かれている。
歴史が語ってるとおり、ハッピーエンドなんてあり得ないし。
こんな救い様がない歴史漫画をよく連載してたと思う。
今じゃあ、こんな骨太の少女漫画は見かけないもんなあ。
さすが、LaLaと言うべきか。
これを受け入れていた当時の読者も凄いけどね。
軽い気持ちで読むと、パンチを喰らう漫画だ。
涙なしでは読めない。
歴史に興味の無い人にも、お勧め作品である。
最初は「蘇州夜曲」から読んでもらう方がとっつき易いかもしれない。
でも、今、手元に無いんで、思い出せるのは、こんなもんしかない。
それが残念。