中国に住んでいた時、お土産で「虎屋」の羊羹を頂く機会が何度かあった。

「虎屋」は言わずと知れた高級和菓子の老舗である。


あの包装紙、高級感溢れる箱、なにより上品な甘さ!

特に羊羹は絶品である。


「虎屋」の羊羹には、特別な何かを感じるのは私だけだろうか。

老舗の高級和菓子であり、値段も高級だからだろうか。


とにかく、虎屋の羊羹というのは

送る方の特別な気持ちが、送られる側にもダイレクトで伝わってくる代物である。


頂いた羊羹は少しずつ、少しづつ皆で分ける。

会社の日本人、中国人スタッフの人数分を切り分ける。


頂く本数が少ないと、「薄い」ことも多い。


本当は日本人だけで食べたいけど、一緒に働いている手前、そうはイカナイビックリマーク

頂いたお土産は、何れも平等に分ける。

これが鉄則である。


たとえ彼らが羊羹の美味しさを理解していなくてもであるドクロ


日本留学経験者もいるためか、虎屋が高級和菓子というのを知っているスタッフもいる。

だから、いつも虎屋の羊羹をお土産でもらうと喜んでくれる。


だけど、切り分けた羊羹が余った場合、中国人スタッフが欲しいと言い出したことは皆無である。


ケーキやカステラの場合とは大違い!


本当に分かり易い。


甘い物は極端に甘い中国においても、あの羊羹の甘さは理解できなかったようだ。


それほど好きでない物に対しても、喜ぶ振りをする・・・

これを私は中国人の面子と理解している。


中国は面子の国と言われるが、本当にそうだ。

自分の面子を守ると同時に相手の面子も大切にしてくれる場合が多い。

(勿論、時と場合、人にもよるが・・・・)

相手を喜ばせようとした行為に対しては、喜んでなくても喜んでいる「振り」をする。

これは礼儀である。

そういう振りは、日本人と同じく上手い。

日本人は思いやりのために、中国人は面子のために

でも、「虎屋」の羊羹の時は、そんな「振り」は不要なのよねむかっ


いつも思っていたけど・・・・・

結局、一度も言えなかった。

本当は好きかもしれないと思うと言い出せなかったのだ。


万に一つも可能性がないことを知りながらしょぼん


本日のBGM

JAYの「以父之名」です。

実家の車でもJAYを聞けるよう、カーオデイオにJAYのCDを入れている。

先日、父が「JAYの曲で、中国風のいい曲があるなあ」と言うから、てっきり「東風破」だと思っていた。

でも、「東風破」が流れた時の父の反応はイマイチ????


どうやら、「以父之父」がお気に入りの模様。


というか、この曲って中国風?

イタリアを意識して作った曲だったよねえ、JAY合格