長野県北部、野尻湖琵琶島にある宇賀神社
戸隠から車で30分ほどのところにあります。
5年前に初めてここを訪れたとき、
不思議と、とても懐かしい感じがしました。
温かくて心地良くて、まるで故郷のように感じられ、ずっとこの場所にいたいと思いました。
でも、遊覧船で上陸する場合、
滞在できるのは15分のみ。
5年間、ここを訪れなかったのは、
正直言うと、この15分の壁があったからです。
宇賀神社へ行きたいけど
15分しか居れないし…。
だけど、今回、ふとひらめきました。
宇賀神社さんで御祈祷をして頂いたら、
きっと長い時間居れるはず…。
そこで、ホームページから御祈祷を申し込んでみました。
早速、希望日時、祈願内容などについて、
確認事項の返信をいただきました。
ご祈祷日の当日朝にも、わざわざメールでご連絡頂き、とても丁寧な応対に感動しました。
琵琶島の奥にたたずむ社殿
こちらで、今回ご祈祷を担当してくださった
若い女性の権禰宜様に出迎えていただきました。
(権禰宜は、神職の職階の一つです)
この方を最初に見た時、
美しい宇賀弁財天様に見えてびっくりしました。
とても神々しい雰囲気のある方
神職さんなので当然かもしれませんが、
普通の人とは全く違う雰囲気が漂っていました。
ご祈祷を受けるのは、私のみ。
恐縮しながら社殿の中へ入り、
ご祈祷の作法について説明して頂きました。
ご祈祷が始まって、まずびっくりしたのが、
権禰宜様の祝詞を聴いた時です。
社殿に響き渡る声量で、
そのお声は、まさに宇賀弁財天様
祝詞を聴いている間中、
自分の魂が喜びで震えているのが分かりました。
ご祈祷は30分ほど続いたのですが、
私一人のために、ここまでして頂くのは申し訳ないと思うほど、とても丁寧にご祈祷して頂きました。
これまで、色々な神社でご祈祷してもらいましたが、ここまで思いやりがあって、丁寧にご祈祷して頂けたのは初めてでした。
このような素晴らしいご祈祷なら
毎年受けたいと思いました。
ご祈祷が終わった後、お話させて頂いて分かったのは、この方は、今年の4月に権禰宜になられたばかりだそうです。
元々は西日本在住の看護師さんで、人の死と向き合う日々を過ごされた後に、神様にお仕えする道に進まれたとのこと。
そして、3年前に宇賀神社へ初めて訪れた時、
「懐かしい」と感じたそうです。
それから宇賀神社が大好きになり、
晴れて4月から権禰宜になられました。
とても志の高い方で、考え方が崇高で、
愛にあふれ、神様が大好きな方
宇賀弁財天様がこの方を選んで
宇賀神社へ呼び寄せた理由が分かりました。
そのためか、5年前に訪れた時と違って、
宇賀神社がとても明るく感じられました。
この権禰宜様だけでなく、宮司様も大変素晴らしい方です。
ご祈祷日の夜、わざわざ宮司様からメールで、
先約があったため、自らご祈祷を行えなかった旨の謝罪のお返事を頂きました。
このような素晴らしい宮司様と権禰宜様に守られている野尻湖の宇賀神社
琵琶島全体が神聖さを保っている理由が良く分かりました。
ご祈祷終了後、2時間くらい琵琶島にいて
木々に話しかけたりしていました。
ゴミ拾いもしようと思ったのですが、素晴らしいことに、島にゴミは一つも見つかりませんでした。
ここは本当に神聖で美しい場所
一日中過ごせたら
どんなに幸せだろうと思いました。
宇賀弁財天様の優しいエネルギーに触れたいと思う方は、是非訪れてみてください。
生きづらさを感じている方には
特におすすめです。
ご祈祷を希望される方は、初穂料を入れるためののし袋をご用意ください。初穂料は五千円からです。
天候によっては、船が欠航となる場合があります。その際は、湖畔にある宇賀神社の里宮でご祈祷して頂くことも可能です。
琵琶島にゴミは無かったのですが、
残念ながら野尻湖沿いの道にはゴミが結構落ちていました。
ゴミ拾い用マイトングの出番です。
袋いっぱいになるまでゴミを拾い、帰途につきました。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
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